irodori
イロドリ
電話/055-970-1666
営業/10:00~18:00(17:30L.O)
定休日/水曜日、木曜日
住所/静岡県田方郡函南町仁田195
アクセス/伊豆箱根鉄道 伊豆仁田駅より徒歩1分、新東名高速長泉沼津ICから約16分
駐車場/10台
カード/不可
備考/10歳以下のお子様のご入店はできません。
旅の目的地となるパティスリー
2018年でオープン10周年を迎える函南町のパティスリー。雑誌などのメディアで取り上げられるのはもちろん、インスタグラムなどのSNSでも話題が尽きません。他店にはないシンプルなスタイルのケーキはとても印象的で、このケーキの噂を聞いて遠く北海道からも来店するお客さんがいるほど。現在では地元より遠方から来店する方が多いということからもその人気のほどがうかがえます。
シンプルなのは素材にこだわっているから
お店の最大の特徴となっているのがケーキ。どのケーキもパッと見るととてもシンプルなスタイルです。ストロベリーショートケーキに至ってはホールで見ると生クリームに覆われた白い台です。ですが、包丁を入れると、中にあるイチゴとイチゴソースの鮮やかな赤が際立ちます。シンプルなだけに中身にとても興味が湧くのもお店の狙いなのかもしれません。大事な中身ですが、素材にこだわるお店の自信とプライドを感じる確かな味です。実際、素材にはかなりこだわり、季節によってより良い素材を使用し、最高の味を求めているそう。ストロベリーショートケーキだけでなく、他のどのケーキも同様にとてもシンプルなのが写真でも伝わるかと思います。
季節によって素材を吟味
素材にこだわるお店だけに、季節によってケーキの種類が変わります。秋冬にはマロンやイチヂク、冬春にはイチゴ、夏はメロンや桃、ぶどうなどを使って、季節の素材の味を生かしたケーキが並びます。
※写真はイメージとなります。
ケーキの前にランチも
メニューにはケーキはもちろん、食事メニューもあります。「ミートパイ」はサクサクのパイの中にとろ〜りとしたチーズが溢れます。「クロックムッシュ」はケーキ店ならではの丁寧なクリームソースがたっぷりのっていて、とっても濃厚です。女性でもこのランチを食べた後に、ケーキを食べられるくらいの量が嬉しいですね?!
※今後、他のメニュー写真もアップします。
アンティーク家具に囲まれた落ち着いたインテリア
店内に置かれている椅子とテーブルはすべてアンティーク。無垢の木が時代を経て飴色に変化し、なんとも言えない味わいがあります。オープンから少しずつ増やしたり、変えたりして今に至るそう。日差しが当たる縁側や大きなテーブルのある中央席、優しい反射光が入る北側の窓側席、そして、大きなソファが置かれた席など、どこに座ろうか迷ってしまいます。
古民家を改装した店舗
店舗の佇まいや店内の落ち着いた空気感は古民家ならでは。縁側から入る光がやさしく空間を明るくします。店舗デザインを担当したのは故人になってしまったデザイン事務所「ケンブリッジの森」の藤原さん。オーナーが相談をするとすぐに藤原さんもこの建物を気に入って、ロゴデザインから家具選びなどをしてくれたそう。その後も、店主のお気に入りの家具や雑貨が増えていき今に至りますが、とても素敵な空間に来店するお客さんの多くがカメラをインテリアに向けています。ちなみにロゴにある「✳︎」マークはケーキを上から見た形。
アート作品と雑貨販売
店内には思わず写真を撮りたくなってしまうコーナーがいっぱい。こだわりのアンティークを組み合わせたり、アート作品が並んだり、素敵な照明が吊り下げられたり…。また、お店入って右側の部屋にはオーナーの知人の作家さんたちの作品が展示販売されています。お手頃な価格の器やアクセサリーもあるので選んでみては。
手入れの行き届いたアプローチの庭
お店も素敵ですが、お店までのアプローチとなる庭が素敵なのもirodori。水打ちされた石畳、手入れの行き届いた木々。実はオーナーのお父様が毎日手入れをしてくれているからだそう。朝早い時間にお店に立ち寄るとせっせと手入れをしているお父様にお会いできます。庭には一組だけ利用できるテラス席があり、こちらではわんちゃん連れも利用可能。
オーナーパティシエ浅賀正人
ケーキを作るのはオーナー兼パティシエの浅賀正人さん。浅賀さんは製菓学校などの経験はなく、異色の経歴を持っています。若い時に雇われ店主として多くの飲食店で会社員として働き、12年間勤めた会社を退職。35歳の時に山梨県のケーキ店『ペーパームーン』で初めてパティシエの勉強を始めます。そこで8年間の修行の後、2008年に今の店をオープンさせます。浅賀さんの今のシンプルなスタイルのケーキは、ご自身が好きだった『ペーパームーン』からの影響。大好きなケーキをご自身の実家のある函南町で提供することになり、長年の思いをカタチにした浅賀さんは苦労の人なのです。
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