花舞 竹の庄 立ち寄り湯
たけのしょう
電話/0558-32-0261
住所/静岡県賀茂郡河津町487
営業/10:00~15:00(受付)立ち寄り湯は要問合せ
料金/大人1,000円 小人500円
定休日/不定休
駐車場/あり(無料)
注意/予約不可。当日、お越しの際に利用の可否をお確かめください。状況によっては入浴できない場合もあることをご了承ください。
大正モダンを感じる源泉掛け流しの湯
河津町の噴湯公園からすぐの老舗旅館の立ち寄り湯です。旅館の建物は非常に凝った細工が施された数寄屋造りで、館内の至る所にそのこだわりが見られます。大正モダンを感じさせるタイル貼りの浴室には木製の格子戸から光が入り、情緒豊かな空間を作り上げています。源泉掛け流しの温泉を求めて足繁くファンもいますが、それほど立ち寄り湯の客数が多くはないのでゆったり利用できるのもオススメです。
遺産的レトロ風呂
2階にあるこちらの浴室は他の温泉と比較しても、そのデザイン性や情緒性の高さが顕著です。大正モダンな赤と白のタイル貼り、細工が施された格子戸、その格子戸から見える木漏れ日、年季の入った木の浴槽、浴槽のまわりには薄緑の伊豆石が敷き詰められています。それが一体となり、この空間を作り出し、唯一無二の浴室となっています。浴槽が部屋の真ん中にあるのは昔のスタイルで、周囲にある板の間で着替えしていたと言われています。その昔、著名なカメラマンがこの浴室に惚れ込み、モデル撮影に使ったというのがうなづけます。
ご家族やお仲間で利用したい貸切風呂
前述の浴室とは別に1階にある浴室はまた別の仕立てとなっています。こちらにはタイル貼りの内湯とヒスイ露天岩風呂があり、ご家族やお仲間などで貸切することができます。露天風呂の六角形の小屋組には六角形の穴が開き、その下には六角形の石が配置され、何やら不思議な感覚になります。入口のランプもちょっと変わったシステム。ご利用時は当てはまるボタンを押して、退出時はスイッチを切るアナログ感がまた素敵です。
予約不可。この湯に浸かるには…
宿泊をして、この湯を利用するのは問題ありませんが、立ち寄り湯として利用する場合には注意が必要です。事前に予約をすることができません。独特な泉質のため、温泉に含まれている成分が固まり、稀に管を詰まらせて温泉がストップすることがあるそうで、ご予約のお客様に迷惑をかけないように立ち寄り湯の予約は受けていないそう。ご入浴希望の方は、ご利用当日に電話をしていただき、利用の可否を聞いてから来訪してください。当日の状況により対応が変わります。お電話はなるべくご利用直前をオススメします。
湯元から100mの源泉掛け流し
旅館から100mしない場所に源泉があります。「峰温泉大噴湯公園」と呼ばれ、1日7回源泉が地上約30m吹き上がる自噴泉です。大正15年11月22日正午、爆音と共に地上約50mの上空に吹き出し誕生し、以来90年以上、絶えることなく毎分600リットル100℃の温泉が噴き上げつづける全国でも珍しい自噴泉です。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進です。こちらの施設はメンテナンスなどでお休みになることがありますので、専用ページ(http://kankou.town.kawazu.shizuoka.jp/attraction/141/)でご確認ください。
<峰温泉大噴湯公園の詳細>
時間/9:00~16:00 噴き上げ回数/1日7回 噴き上げ時間/9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30 1回の噴き上げ時間は約1分間ほど 料金/入場無料 駐車場/無料(乗用車10台、障がい者専用3台)※河津桜まつり期間中は有料
宿泊者だけしか見られない細工
ここでは紹介していない浴室以外の宿泊部屋やその他のスペースにもこだわりの細工が施されています。夜の浴室の雰囲気なども宿泊しなければわからない魅力です。気になった方は宿泊をオススメします。宿泊は素泊まりのみです。
河津七滝まで15分
旅館から天城方面に車で15分ほど行くと河津七滝温泉郷があります。名前の通り、7つの名滝があり、周辺には茶屋が点在しています。季節ごとに違った風情を感じる観光スポットです。
早春の河津桜まつり
河津町といえば「河津桜」です。早春の2月上旬から3月上旬の1か月間開催されます。一般的なソメイヨシノより色が濃く、開花期間が長いのが特徴です。祭り期間中は多くの見物客が訪れ、川沿いの桜並木は賑わいます。