來宮神社
きのみやじんじゃ
住所/静岡県熱海市西山町43-1
問合せ/TEL.0557-82-2241
アクセス/JR伊東線来宮駅徒歩3分
駐車場/50台。境内右手奥に10台と20台のスペース。境内左手奥に20台。満車の場合は来宮駅前の有料駐車場をご利用ください(1時間100円)。
樹齢2000年超の大楠のある神社
樹齢2000年超の大楠のある神社「來宮神社」
熱海来宮駅から徒歩3分にある神社。樹齢2000年を超える大楠があり、パワースポットとしても有名です。最近ではお参りする方への配慮でカフェなどの営業をするなど、神社としては先進的な事業に取り組んでいます。それもあって若い方に人気で、お参りする人が後を絶ちません。
国指定天然記念物の大楠。本州1位の巨樹
來宮神社といえば、御神木の大楠です。高さ26m以上、周囲23.9mの大楠は樹齢2000年を超え、その佇まいは生命力に満ちています。この大きさは本州1位です。「幹を1周廻ると寿命が1年延命する」、「心に願いを秘めながら1周すると願い事が叶う」という伝説があります。
來宮神社の御由緒と御祭神
古くから来宮大明神と称され、熱海郷の地主の神であって、伊豆の来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。御祭神は大己貴命(おおなもちのみこと)。大己貴命は俗に『大黒様』とも云われ、古代出雲の国の神々が海、山を渡り伊豆地方に進出されたときに、この熱海の里が海山に臨み温泉に恵まれ、風光明媚にして生活条件の整っていることを愛し、この処に住居を定め、祀られたと伝えられています。
洗練された大楠五色の杜Garden
來宮神社では「心清らかに参拝できる境内環境づくり」をコンセプトにしています。その一環で開設したのがこちらの空間。大楠から階段を少し上がったところに段々になった屋外テラスが広がっています。名前の由来でもある「五色」とは、自然界の「木・火・土・金・水」のことで、暦の中でいう「五行説」に由来しています。Gardenではそれらを「大楠・灯り・砂利・鉄筋・湧き水」で表現しています。夜はライトアップして、さらに幻想的な空間となります。こちらではお菓子とお抹茶などを販売しています。心を落ち着け、空を眺めながら自然のパワーを感じてください。
神社でカフェタイム
來宮神社では御祭神が熱海にお着きになった際に、「麦こがし・橙・百合根・ところ」をお供えしたところ、大変喜ばれたという古記があることから、境内にあるオープンカフェ「報鼓(ほうこ)」で縁のある食材を使ったスウィーツを提供しています。こちらではこだわりコーヒーやご当地ドリンクなども楽しめます。
ご祈祷、お守りについて
本殿左にある参集殿では各種ご祈祷受付、お守りの販売等を行っています。御朱印もこちらで受け付けています。お守りは願い事に合わせて30種以上あります。祈願奉仕は9時から16時半まで受付けています。公式ホームページからご予約もできます。
來宮稲荷社にも注目
來宮神社の境内にある來宮稲荷社は京都伏見稲荷大社より勧請されたものです。「五穀豊穣」、「家内安全」、「商売繁盛」、「諸願成就」の神様です。
夏の例大祭『こがし祭』
御祭神五十猛命が、この地に鎮座した際に、御神前に『麦こがし』をお供えした故事に習い、7月14・15・16日の例大祭は『こがし祭』ともいわれています。16日には、神々を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、町におります。町の繁栄を祈る神事です。神々に供奉する宮司・神官をはじめ、総代・神役など御神幸行列は総勢500名を超え、壮大な時代絵巻の再現となります。行列の中の猿田彦は天尊降臨の際案内した神様で、御鳳輦に鎮座する来宮大神の案内をする役割です。御祭神と御縁の深い『むぎこがし』を道に撒き道中を御案内し、また人々は其のこがしに触れると無病息災・身体健康になると伝えられています。本殿右にあります斎館には御鳳輦、本殿左にある参集館には例大祭で使用される宮神輿をご覧いただけます。