1月から5月上旬のいちごのシーズンは生のいちごを使ったスイーツがメニューに並びます。「いちご三昧（1,296円）」は「クラッシュド・ストロベリー」と「いちご生ジュース」、「いちごみるく」の3点セット。オールシーズンメニューと違って、生のいちごが使われています。一番人気は「いちごパフェ（648円）」。たっぷりのいちごとアイスに自家製いちごシロップがかかっています。「伊豆の踊り子（648円）」はこんがり焼かれたクロワッサンにいちごとホイップ、自家製シロップを挟んだアイデアメニュー。ちょっと小腹が減った時にはちょうどいい大きさです。

このエリアの昔ながらの郷土料理といえば猪鍋です。国産猪肉を使用し、野菜と一緒に濃厚な味噌味のスープを一緒に煮込みます。こちらのお店では1日10食の限定で「猪鍋定食（1,836円）」として提供しています。お一人様サイズで小さな鍋と小鉢、ご飯、などが付いています。濃厚なスープで野菜と猪の旨味がしっかり味わえます。

テレビドラマ『孤独のグルメ』で取り上げられ、人気となった「わさび丼」はわさびの産地としても有名な河津のご当地グルメとなりました。ホカホカの白飯に鰹節とすりおろしたわさびをたっぷり混ぜていただきます。わさびは生わさびを使い、上部からすることで辛くなりすぎず、わさびの風味を存分に味わうことができます。七滝茶屋さんで人気なのが「ざるそばとミニわさび丼のセット（1,296円）」。わさび丼だけでは少し物足りない方に、ちゃんとお腹を満たしてくれるセットとなっています。ざるそばには自分ですりおろすための生わさびが付いているのも嬉しいサービス。

七滝茶屋が開業したのは伊豆急行が通った頃というので55年以上前。それから、5回もの改装や改築を重ね、今があるそうです。現在は座敷席とテーブル席があり落ち着いた雰囲気。旅の疲れを癒しながら、食事をするには心地よい空間です。テーブルの上にある運勢占いは知る人ぞ知る昔ながらの遊びですね。

お店に入った右手には吹きガラスの販売コーナーがあります。実はこちらに並ぶ作品は全てオーナーの息子さん夫婦が作ったもの。息子さん夫婦はガラス作家として、別棟で吹きガラスの作品作りと一般客のための吹きガラス体験をしています。七滝茶屋の「クラッシュド・ストロベリー」には薄い緑色の器は息子さんの作品です。こちらも販売コーナーに並んでいます。その他、河津桜の町らしく、桜がモチーフのカップや一輪挿し、風鈴、ペンダントなど彩り豊かな作品が販売されています。吹きガラスの体験は予約制。所要時間はお一人様15分〜20分でコップや一輪挿しを作ることができます。料金は3,500円から。翌日以降のお渡し。配送の場合は別途500円。

お店に立ち寄る際に、一緒に行ってほしい「河津七滝」。全ての滝を回るのにはちょっと時間が足りないという方には、「初景滝」がオススメ。七滝茶屋からでも徒歩10分ほどで到着します。この周辺は春からの新緑、秋は紅葉が楽しめますので、季節を選んで訪れるのもいいですね。時間がある方は、ぜひ、河津七滝を制覇してみてください。