伊豆

明徳寺・東司まつり

みょうとくじ・とうすまつり
日程/毎年8月29日
時間/8:00〜21:00(目安)
場所/静岡県伊豆市市山234

問合せ/TEL.0558-85-0144(明徳寺)

アクセス/
駐車場/専用駐車場と臨時駐車場(「東京ラスク」とその周辺)※スタッフが誘導しています

 

 

伊豆三大奇祭のひとつ

伊豆半島の真ん中に位置する天城湯ヶ島にある明徳寺。お祭りの名前に「東司(とうす)」とあるように、トイレにまつわるお寺です。「東司の神様」と呼ばれ、現代では「トイレの神様」として信仰が厚く、多くの方がお参りに訪れます。そんな明徳寺で毎年8月29日に行われるのが、550年前より祀られる東司(便所)の守護神烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)様の例大祭です。伊東市「音無神社」の「尻つみ祭り」、東伊豆町稲取「どんつく神社」の「どんつく祭」とともに伊豆三大奇祭のひとつとして数えられています。恒例となっている本格的な奉納相撲や天城連峰太鼓の演奏、参道に多くの露店が並ぶなど大変賑わいます。奉納花火もご覧いただけます。

 

 

由緒正しき南北朝時代のお寺

明徳寺の正式名は「金龍山 明徳寺」。南北朝時代1391年(明徳2)に開基されたお寺といわれています。江戸時代に曹洞宗のお寺となり現在にいたりますが、ご本尊は「拈華釈迦牟尼仏(ねんげしゃかむにぶつ)」となっています。「東司の神様」は正面右手にある「うすさま明王堂」の裏手に祀られていると烏枢沙摩明王(とうすさまみょうおう)です。また、山門前には樹齢600年といわれるイヌマキの大木が立っていて、伊豆市の天然記念物となっています。高さが約15m、根周りは5mを越えます。

 

 

露店の長さは200m以上

昔はもっと凄かったという地元の方がいますが、現在でも十分凄いのが祭りの露店です。境内にも幾つか並びますが、参道にもずらりと続き大変賑わいます。

 

 

恒例の奉納相撲

祭りの恒例となっているのが奉納相撲です。2週間ほど前から境内に立派な土俵が作られます。当日は15:30から17:30まで「子ども相撲大会(15時受付)」、17:30〜20:00まで「青年相撲大会」が行われます。土俵を多くの観客が取り囲み、年に一度の真剣勝負に歓声が上がります。

 

 

本気の取り組み

青年相撲は地元企業や市役所職員などで構成されたグループ対抗となります。ふんどしを締めた本気の相撲は、迫力があり見入ってしまいます。対抗相撲の合間には実行委員会メンバーによる歌が厳かに披露されたり、弓取式(ゆみとりしき)といわれる結びの一番の勝者に代わり作法を心得た力士が土俵上で弓を受け、勝者の舞を演ずる儀式が行われます。

 

 

高校生相撲部との決戦

青年相撲で勝ち抜いたグループが沼津市の飛龍高等学校相撲部に挑戦します。この相撲部は国体にも出場する強豪校です。そんな強豪校の生徒に大人が挑戦しますが、その強さに驚きます。これは勝ち負けでなく、楽しむ相撲で若い生徒の強さが頼もしい取り組みです。

 

 

花火と相撲の共演

花火といえば、祭りのクライマックスとして位置付けられる演目ですが、東司まつりは違います。奉納相撲が行なわれている最中に山手の方から打ち上がります。勇ましい相撲と花火の共演はなんとも絵になる東司まつりのメインイベントです。

 

 

天城連峰太鼓でクライマックス

奉納相撲が終わると、境内にて天城連峰太鼓の演奏が披露されます(20:00〜20:50)。天城連峰太鼓は地元有志により1989年に結成された太鼓グループで、2015年の「世界和太鼓打ち比べコンテスト」の団体の部で最優秀賞を獲得するほどの腕前です。各イベントに引っ張りだこで、その迫力ある演奏で観客を魅了します。東司まつりでは境内の中央で演奏が行われますが、太鼓の音が反響し、身体にズンと響いてくるほどです。祭りのクライマックスに相応しいダイナミックな演奏をお楽しみください。

 

 

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