下田

黒船祭

くろふねさい
会場/下田市街
期間/毎年5月の第3土曜日を挟んだ金・土・日曜 2018年は5/18〜20
アクセス/伊豆急下田駅より徒歩0分(改札口から祭り気分)
駐車場/臨時駐車場か街中のコインパーキング(60分100円から)
主催/下田市
協力/下田市観光協会
問合せ/TEL.0558-22-1531(下田市観光協会)

昭和9年から続く下田市のビッグイベント

もともと風待ち港だった下田港に、ペリー提督率いる米国艦隊が1854年に来航しました。これにより長く続いた鎖国政策に終止符が打たれ、近代日本の幕開けとなりました。その功績を後世に伝え、国際親善に貢献するために昭和9年に始まったのが黒船祭です。墓前祭や記念式典が厳かに行われる一方で、市街の会場では活気にあふれたイベントが目白押し。新緑の季節、下田市最大のイベント、黒船際をお楽しみください。

 

 

日米両国による華やかなパレード

黒船祭の一番の盛り上がりといえば2日目(土曜日)の公式パレード。在日米陸軍と海軍、日本の自衛隊、姉妹都市のニューポート市長、静岡県知事、下田市長などが賑やかに街中を巡ります。昭和9年から軍楽隊の音楽が下田市街で鳴り響いていたと思うと感慨深いですね。オススメの観覧スポットはマイマイ通り。新緑の並木を背景に赤・白・青の国旗が映えます。

 

 

花火マニアが絶賛の海上スターマイン

お祭り初日の金曜日は20時より下田港にて海上花火大会が開催されます。下田港に浮かぶ船の上から打ち上げる花火は「まどが浜海遊公園」や下田湾を囲む海岸線などからご覧いただけます。毎年20時から30分ほど打ち上げます。打ち上げ発数は他の花火大会に劣りはするものの、実は花火マニアに一目置かれる存在のこの花火。クライマックスの海上スターマインは3つのドラム缶に花火を詰めて爆発させるという特許を取っている珍しい手法で、その迫力はなかなかのもの。花火好きな方には一度は見ていただきたいです。花火のメーン会場となる「まどが浜海遊公園芝生広場」ではステージが用意され、花火が上がる前の時間(18時から19時45分まで)に地元フラ教室の生徒さんによるフラショーや音楽隊のコンサートが披露されます。露店も近くの道の駅で並びますので、花火前の時間をゆっくりお楽しみください。花火打ち上げ直前は道の駅付近の駐車場は混雑しますので、車でご来場の際はご注意ください。

 

 

小難しい歴史だって再現劇でおもしろおかしく

1854年に下田で調印された日米和親条約付録下田条約の様子を再現した劇が、了仙寺(りょうせんじ)にて2日目に披露されます。日米両国のスタッフが役者となって、当時のペリーや日本全権林大学頭(はやしだいがくのかみ)などを演じます。小難しい歴史もコミカルなストーリーでわかりやすく、楽しく学べますのでご覧ください。再現劇の後は着物のファッションショーも行われます。※再現劇は3日目も会場を下田市民文化会館に移して行われます。

 

 

祭りといったらやっぱり屋台で食べ歩き! 

街中は「開国市」と名付けて、各所で多くの露店が並びます。下田八幡神社前と下田郵便局前の通りなどが一番賑やかなので、そこを中心に街中を散策することをオススメします。焼きそばやたこ焼き、お面や射的などの定番のものから、B級グルメや多国籍料理などの屋台も参加、白い制服を着た米兵や日本の自衛隊員も自由な時間を過ごす黒船祭ならではの風景を見ることができます。

 

 

 

 

時代衣装や着物に着替えて変身

黒船祭では2つの着物に着替えることができる体験メニューを用意しています。一つは「時代衣装」。下田市観光協会の公式ホームページから予約可能で、本格的な侍や町娘などに変身できます(有料)。ただし、メイクもして、パレードに参加することなど、各種条件がありますので、詳しくはお問い合わせください(下田市観光協会 TEL.0558-22-1531)。もう一つの体験メニューは事前予約不要の「着物の着付け」です。着物、帯、足袋、ぞうりなど一式用意されています。こちらは1日お一人1,000円となります。受付は土曜日は10:00〜12:00と13:00〜16:00(返却17:00まで)、日曜日は10:00〜12:00と13:00〜14:00(返却15:00まで)です。着付けにお待ちいただく可能性もありますので、当日、事前にどれくらい時間がかかるかを確認することをオススメします。また、着物をご持参いただいた場合は500円で着付けしてもらえます。

 

 

日米の絆を感じる記念式典など

3日間ある祭の初日に行われる「米海軍主催墓前祭」と「ペリー艦隊来航記念碑献花式」は大事な行事です。墓前祭の会場は柿崎・玉泉寺です。ペリー艦隊が来た1854年に死んだ乗組員の墓地が玉泉寺にあります。そこで祭の初日に墓前祭を米海軍が主催して行うのですから、その重要度がわかります。また、献花式はペリー艦隊が上陸した「ペリー艦隊来航記念碑」のある広場で碑の前にずらりと花輪を供えます。地元園児が献花に参加し、少し微笑ましい会となります。土曜日に行われる記念式典は街中からすぐの下田公園にて10時から行われます。園内の開国広場の開国記念碑前でずらりと並んだ駐日大使や下田市長など参加者が見守る中、粛々と会は進められます。日米両国歌が生演奏されますので、ぜひ、一緒に歌ってください。

 

 

昭和9年にタイムスリップ

ここに上げた写真は昭和9年に開催された第1回黒船祭の写真です。当時はメーンスポンサーに森永乳業が協賛してくれていました。なぜ森永乳業かといえば、当時、下田には森永乳業の大きな工場があったことが関係しているそうです。また、日本で初めて牛乳が飲まれたのは下田という背景も森永乳業がこの地にあった所以だと言われています。ちなみに日本で初めて牛乳を飲んだのはアメリカ総領事タウンゼント・ハリス。1856年に下田の玉泉寺に日本最初の米国総領事館が開設され、ハリスが総領事となり、牛乳を飲みたいと求めたことで牛乳を集めて飲ませたそうです。当時の写真を見ると、市街の道路は土が敷かれ、着ている衣服も時代を感じます。

 

 

駐車場と便利パンフレットについて

車でご来場の方は土曜日と日曜日には街中でパレードによる通行規制がありますのでご注意ください。車は街中から徒歩5分の道の駅・開国下田みなと駐車場か街中の対岸にある臨時駐車場(旧下田ドッグ跡地)をご利用ください。次にパンフレットについてです。黒船祭開催中は駅や街中などで公式の総合案内パンフレットが配布されています。こちらには行事日程や街中で開催中のお楽しみスポットが記載されています。会場にお越しの際は、こちらを手にしてスケジュールを立てるのをオススメします。こちらを事前に見たい方は下田市観光協会の公式ホームページからダウンロードできます。

 

 

熱海

來宮神社

きのみやじんじゃ
住所/静岡県熱海市西山町43-1
問合せ/TEL.0557-82-2241
アクセス/JR伊東線来宮駅徒歩3分
駐車場/50台。境内右手奥に10台と20台のスペース。境内左手奥に20台。満車の場合は来宮駅前の有料駐車場をご利用ください(1時間100円)。

樹齢2000年超の大楠のある神社 

樹齢2000年超の大楠のある神社「來宮神社」

熱海来宮駅から徒歩3分にある神社。樹齢2000年を超える大楠があり、パワースポットとしても有名です。最近ではお参りする方への配慮でカフェなどの営業をするなど、神社としては先進的な事業に取り組んでいます。それもあって若い方に人気で、お参りする人が後を絶ちません。

 

 

国指定天然記念物の大楠。本州1位の巨樹

來宮神社といえば、御神木の大楠です。高さ26m以上、周囲23.9mの大楠は樹齢2000年を超え、その佇まいは生命力に満ちています。この大きさは本州1位です。「幹を1周廻ると寿命が1年延命する」、「心に願いを秘めながら1周すると願い事が叶う」という伝説があります。 

 

來宮神社の御由緒と御祭神

古くから来宮大明神と称され、熱海郷の地主の神であって、伊豆の来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。御祭神は大己貴命(おおなもちのみこと)。大己貴命は俗に『大黒様』とも云われ、古代出雲の国の神々が海、山を渡り伊豆地方に進出されたときに、この熱海の里が海山に臨み温泉に恵まれ、風光明媚にして生活条件の整っていることを愛し、この処に住居を定め、祀られたと伝えられています。

 

 

洗練された大楠五色の杜Garden

來宮神社では「心清らかに参拝できる境内環境づくり」をコンセプトにしています。その一環で開設したのがこちらの空間。大楠から階段を少し上がったところに段々になった屋外テラスが広がっています。名前の由来でもある「五色」とは、自然界の「木・火・土・金・水」のことで、暦の中でいう「五行説」に由来しています。Gardenではそれらを「大楠・灯り・砂利・鉄筋・湧き水」で表現しています。夜はライトアップして、さらに幻想的な空間となります。こちらではお菓子とお抹茶などを販売しています。心を落ち着け、空を眺めながら自然のパワーを感じてください。

 

 

神社でカフェタイム

來宮神社では御祭神が熱海にお着きになった際に、「麦こがし・橙・百合根・ところ」をお供えしたところ、大変喜ばれたという古記があることから、境内にあるオープンカフェ「報鼓(ほうこ)」で縁のある食材を使ったスウィーツを提供しています。こちらではこだわりコーヒーやご当地ドリンクなども楽しめます。

 

 

ご祈祷、お守りについて

本殿左にある参集殿では各種ご祈祷受付、お守りの販売等を行っています。御朱印もこちらで受け付けています。お守りは願い事に合わせて30種以上あります。祈願奉仕は9時から16時半まで受付けています。公式ホームページからご予約もできます。

 

 

來宮稲荷社にも注目

來宮神社の境内にある來宮稲荷社は京都伏見稲荷大社より勧請されたものです。「五穀豊穣」、「家内安全」、「商売繁盛」、「諸願成就」の神様です。

 

 

夏の例大祭『こがし祭』

御祭神五十猛命が、この地に鎮座した際に、御神前に『麦こがし』をお供えした故事に習い、7月14・15・16日の例大祭は『こがし祭』ともいわれています。16日には、神々を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、町におります。町の繁栄を祈る神事です。神々に供奉する宮司・神官をはじめ、総代・神役など御神幸行列は総勢500名を超え、壮大な時代絵巻の再現となります。行列の中の猿田彦は天尊降臨の際案内した神様で、御鳳輦に鎮座する来宮大神の案内をする役割です。御祭神と御縁の深い『むぎこがし』を道に撒き道中を御案内し、また人々は其のこがしに触れると無病息災・身体健康になると伝えられています。本殿右にあります斎館には御鳳輦、本殿左にある参集館には例大祭で使用される宮神輿をご覧いただけます。

 

伊豆

瑞の里 〇久旅館

総客室:29室
温泉:修善寺温泉
CIN・OUT:15:00~10:00
住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺 1146
☎ 0558-72-0260
http://www.marukyu-ryokan.com/

修善寺温泉の清流桂川のほとりに佇む上質な宿

修善寺温泉の代表的な観光名所「竹林の小径」の終着点に佇む老舗温泉旅館。各旅行会社からの評価も高い名旅館でもあります。伊豆半島でも由緒ある良質な名湯として名高い修善寺温泉は一般の旅行客のみならず湯治利用としても幅広い客層がこの地に訪れます。その中でも、上質かつ品位に満ちた旅館がここ〇久旅館。

玄関をくぐると、ロビーからラウンジと雰囲気の良さと上質な雰囲気が肌で感じ取れます。エントランスの窓越しには美しい日本庭園を思わす中庭が視界に広がります。中庭の池で泳いでいる鯉とエントランスの雰囲気が、訪れる旅人にホッとする安息な時間をあたえてくれます。

館内随所にみられる調度品やインテリア、室礼は純和風の趣で、さり気なくモダンな雰囲気も醸し出しています。この館内の風情が、たまらなく落ち着いた和みの雰囲気を与えてくれます。また、湯治利用のお客様のために所々、バリアフリー整備を施しているものも〇久旅館の特徴のひとつ。事前の連絡で車椅子の利用も可能。その心配りが多くのファンを魅了し、リピーターが足繁く通う宿でもあるのです。

 

山に囲まれ清流のせせらぎが心地よい寛ぎの純和室

客室は全29室、客室タイプは純和風を基本とした5タイプ。どの客室タイプも落ち着きのある空間で、桂川のせせらぎが心地良く響き、まったりと寛げるお部屋です。平成28年5月に新しく和モダンタイプのお部屋が誕生。窓際には広縁をなくして、修善寺の景観をゆっくりと眺めることのできるソファーを設置し、畳は人気の琉球畳を取り入れるなどこれまでの純和風の室礼からモダンな雰囲気を取り入れリノベートされました。

また、和室8畳タイプのお部屋以外は、寝具にもこだわりをみせており、快適な睡眠を堪能できる高品質な羽毛敷布団「ブレスエアー」を敷布団に起用しています。旅の疲れを癒すための宿からの気配りが感じられます。お客様を大切にする〇久旅館のおもてなしは、随所にさり気なく感じ取れます。

 

由緒ある名湯 修善寺温泉を存分に堪能できる

修善寺温泉は伊豆半島の中でも古くから由緒正しい銘泉として、日本の百名湯に選ばれるほどの多くの人に愛され続けてきた人気の温泉地です。開湯の秘話として1200年前に弘法大師(空海)が開いた、修善寺温泉街の中心にある独鈷の湯が一番古い温泉として語られています。〇久旅館の温泉は、この弘法大師ゆかりの「弘法の湯」を源泉としており、その名泉ゆえ多くの湯治利用客も訪れます。

この名湯の特徴は、湯上り後に感じられます。ポカポカと身体の芯まで温まり、湯上り後しばらくするとジワジワと発汗してきます。湯の肌触りも若干ぬるぬるとした感触で、女性の方には入浴後、化粧のノリが良くなると評判です。お風呂は男女別に大浴場があり、それぞれい内湯と露天風呂があり、滞在中はいつでも入浴可能。また、サウナとジャグジーもあり、付帯サービスとしてエステやマッサージもあるので湯浴みタイムもその時の気分にあわせて幅広く利用できます。

そして〇久旅館の魅力のひとつでもある、3つの貸切露天風呂は空いていれば何回でも無料で利用できまます。開放感のある貸切露天風呂では、大地の自然を身体で感じる癒しのひととき。プライベートな空間を大事にした3つの貸切露天風呂はそれぞれ異なる趣があり、修善寺の自然を眺めての湯浴みは最高の時間です。

 

伊豆の山海の幸を月替わりに盛り込んだ味自慢の料理

地産地消にこだわりのある〇久旅館の料理は、その季節にあわせた旬な地の恵みを取り入れた月替わりの献立。中でも特徴的なご飯の黒米は、伊豆市特産のものを使用しており、滋養強壮・胃腸を丈夫にし造血作用があり、健康食品としても人気で、ここでしか味わうことのできない料理です。

食事場所は、宴席個室または部屋食とその時の人数や利用状況にあわせて。また希望により食事場所の指定も可能とのこと。一品一品提供される料理は、見た目だけでなく味わい深い内容です。伊豆の四季折々を堪能できる会席料理です。また、メイン料理が選べるコースプランも用意されています。

 

修善寺温泉を散策に最適な好立地な宿

修善寺温泉は「伊豆の小京都」と称されるほど由緒ある歴史と伝統が継承された人気の温泉地です。いにしえから伝わる伝統行事も春夏秋冬、開催され毎年多くの観光客で賑わいをみせております。〇久旅館は数ある修善寺温泉の宿の中でも、修善寺温泉街の行楽には最適な立地条件で、チェックイン前や、宿滞在中、そしてチェックアウト後にも、温泉街の主要な観光名所を徒歩で楽しむことができます。

中でも、夜の竹林の小径のライトアップは散歩がてら浴衣姿のままで楽しめる人気のスポット。大切な人と神秘的な時間を共有できます。日中でも竹林の間から差し込む木漏れ日と清流のBGMがなんともいえない心地の良いひとときです。温泉街の中心にある修禅寺でお参りするも良し、温泉街に立ち並ぶお土産屋や民芸品売り場で旅の思い出の品をショッピングしてみるも良しと、価値ある旅の観光を存分に楽しめることができます。

 

下田

下田あじさい祭り

会場/下田公園
期間/毎年6月1日~30日まで
入場料/無料
駐車場/会場下専用駐車場(1日1台500円)のほか、街中のコインパーキングは60分100円から
アクセス/伊豆急下田駅より徒歩で約20分
住所/静岡県下田市三丁目3-1174
主催/下田市観光協会
問合せ/TEL.0558-22-1531(下田市観光協会)

日本一のあじさい15万株300万輪

会場となる下田公園は市街からすぐの約10万坪の自然公園です。期間中は公園内に15万株300万輪のあじさいが咲き乱れ、ピンク、紫、白、青など色とりどりのあじさいが辺り一面を埋め尽くします。ガクアジサイや西洋アジサイなど様々な品種が植えられていて、その数は全国にあるあじさい園の中でも一番と言われています。

 

ゆっくりのんびり見られるのが嬉しい

あじさいの名所といえば、混雑を想像してしまいますが、下田公園のあじさい園は敷地面積が大きく、知名度が意外と低いので、混雑せずゆっくり散策できるのが嬉しいところ。駐車場も1日の料金なので、時間を気にせずに楽しめます。遊歩道は石畳や砂利などのため、スニーカーなど歩きやすい靴でお越しいただくことをおすすめします。ベビーカーをご利用の方は公園頂上、「あじさい群生地」までは行けますが、その先は下り階段があるためご利用は難しいです。抱っこ紐をご利用いただいた方がいいです。上り坂はそれほど多くないので、ゆっくり散策していただければ、個人差はありますが、それほどキツさはないと思います。

 

 

「あじさい群生地」は観て帰ってください!

あじさい祭りに来て、開国広場まで上って帰ってしまうお客さんも多いのでここはよく読んでください。下田あじさい祭りの見所は「あじさい群生地」です。もちろん、公園内の小径には多くのあじさいが咲いていますが、「あじさい群生地」のあじさいの量は比較になりません。開花時期に見ていただければ圧巻の一言です。「万華鏡の中を歩いているようだ」とサザンの桑田佳祐さんは下田公園のあじさい園に素敵な比喩をしてくれました(桑田さんのラジオ談)。「あじさい群生地」は開国広場から健脚であれば5分ほど歩いたところにあります。ここまで上っていただければ、ここからは下るだけですので、ぜひ、「あじさい群生地」はご覧ください。

 

祭り期間中だけのお楽しみ

普段は下田公園には自動販売機しかありませんが、期間中は園内の開国広場で食堂や売店が営業を行っています。食堂では下田オリジナルグルメやフレッシュな夏ミカンをその場で絞って提供するジュースを販売しています。また、週末などは音楽ライブや地元の踊りや太鼓の披露もしていますので、タイミングがあったらご覧ください。

 

 

あじさいと一緒に楽しみたいおすすめスポット

下田公園は周囲を海に囲まれていますので、あじさい越しに街並や海の景色が見えます。所々に展望台もあるので、回ってみるのもいいと思います。「あじさい群生地」より南に進むと人が少なくなり、屋根のついたお茶崎展望台があります。お弁当などを持って、こちらで食事するのもおすすめです。また、公園からそのまま下田海中水族館やミシュラングリーンガイド2つ星の「和歌の浦遊歩道」にもアクセスできますので、時間がある方は合わせてお楽しみいただきたいです。

 

 

ペリーロードのあじさいにも注目

下田市街の人気スポット「ペリーロード」にも、あじさいが彩りを添えています。古民家が立ち並ぶ石畳の通りに咲くあじさいは、下田公園とは違った風情があります。通りにはカフェもありますので、散策の途中に立ち寄ることをオススメします。伊豆急下田駅からお越しの方は、こちらを通って下田公園にアクセスいただくといいと思います。

 

 

あじさい祭りに来たらまち歩きもセットで楽しもう

あじさい祭りを目当てに来ていただいた方にもう一つ楽しんでいただきたいのが、市街の町歩きです。市街には美味しい飲食店やレトロな喫茶店、名物お土産店が点在しています。車で来場する方は、下田公園の臨時駐車場で500円お支払いただければ、1日駐車できますので、あじさいをご覧いただいた後にそのままゆっくり市街を散策ください。<写真:風待工房、草画房、邪宗門>

 

 

6月は「あじさい金目鯛」を食べよう!

下田で一番人気のご当地食材「金目鯛」。6月は金目鯛の産卵期ということで一番脂がのった季節。そんな6月の金目鯛を関係者では「あじさい金目鯛」と呼んだりしています(まだまだ通用しない名前です)。とにかく脂がのっているので、その美味しさは間違いなしです。あじさいを観賞したら、その足で金目鯛を食べに行ってください。定番の煮付けや刺身、寿司ばかりでなく、下田には美味しい金目鯛グルメが充実しています。

 

 

あじさいが綺麗なのには理由があります

こちらのあじさいが美しいのは徹底した公園管理にあります。下田公園には日米開国の記念碑があることや、下田市民の憩いの場であることから、市の公園管理者があじさいの手入れを丁寧にしています。あじさいは開花後は茶色に変色し枯れていくのですが、その際に剪定をするかしないかで次のシーズンに影響します。通り沿いだけでなく、人が通らないところに咲くあじさいも管理しているからこそ、美しくあじさいが保たれています。

 

 

伊豆

落合楼村上

総客室:14室
温泉:天城湯ヶ島温泉
CIN・OUT:15:00~11:00
住所:〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島 1887-1
☎ 0558-85-0014
http://www.ochiairou.com/

由緒ある国指定登録有形文化財指定の宿

伊豆半島の真ん中に流れる清流「狩野川」の起点、2つの川が落ち合う場所にある宿という意により、明治時代の幕臣、山岡鉄舟が落合楼と名付けたのが由来となっています。創業は明示7年、明治・大正・昭和・平成と移り行く時代の流れと共に培われた伝統ある名旅館。

平成14年に屋号が落合楼村上となり、現在は、館内随所に見られる貴重な指定文化財と和モダンな空間が多くの旅行ファンを魅了しています。その貴重ある宿の伝統美が、国内のみならず海外の旅行客にも人気で、和装婚利用による海外ユーザーも多く、宿泊以外にも幅広い展開で多くの客層に愛されている宿です。

宿の周りは伊豆天城の山々や渓谷など豊かな自然に囲まれており、敷地内には美しい狩野川をまたぐ吊り橋もあります。この吊り橋は、映画のロケ地としても利用され、そこから眺める天城の自然景観は、絵画のように美しく、さらに静寂と心地の良い川の音が、時間の流れをとめ、癒しの世界へと導いてくれます。

 

伝統と昭和のモダニズムに触れるノスタルジックなお部屋

客室は全14室、お部屋タイプは本館に3タイプ、品位と格調を重んじた数寄屋造りの眠雲亭に5タイプに分かれており、それぞれ間取りや室礼が異なり、どのお部屋も格調を重んじた和の風情が感じられる空間です。組子細工の障子や黒漆が塗られた床柱などお部屋の随所には、工芸と思わせる洗練された職人の手作りの伝統技法が施されおり、歴史を感じる独特な雰囲気につつまれています。

お部屋の窓からは狩野川の清流と美しい山々の景観を望むことができ、四季の移ろいを感じさせてくれます。また、狩野川のせせらぎは心地よく響き、日常を忘れさるひとときを過ごすことができます。なかでも人気の源泉掛け流しの足湯が付いたお部屋では、この大自然の景色を存分に愉しむことができます。

眠雲亭のお部屋からは、丁寧に手入れされた中庭の日本庭園を眺めることができます。春は桜、夏は緑、秋は紅葉と美しい四季の自然を絵画のように感じられ、心にしみわたる静かな時を過ごせることでしょう。

 

大自然に囲まれた渓流沿いの豊富な源泉掛け流しの湯

落合楼村上の温泉は湯量豊富な源泉掛け流し。いつも新鮮な湯浴みを愉しむことができます。泉質は硫酸塩泉、動脈硬化の予防になるほか、神経痛、筋肉痛、関節痛、ねんざ、慢性消化器病、痔、冷え症、慢性皮膚病、アトピー性皮膚炎、疲労回復などに効果的です。

大浴場は、不思議な風情の洞窟風呂とつながっている大きな大露天風呂。その昔、天城の天狗が人目を忍び湯浴みをしたと伝えられ「天狗の湯」と称されています。この大露天風呂は、その大きさと自然景観により伊豆の山里の宿でも最高の開放感を味わうことができ、心身ともに解放された癒しの時間を満喫できます。もう一つの大浴場も個性的で、どこか懐かしい感じが伝わってくるモダンタイルにつつまれた内湯。こちらのタイルの大浴場には半露天風呂もついて、自然を感じる湯浴みを愉しむことができます。

そして、落合楼村上の温泉でもっとも魅力的な貸切露天風呂は、その開放的な広さ。予約制で40分間無料で愉しめる貸切露天風呂は、7つの洗い場を備え、家族利用から団体の利用までゆとりある広さの露天風呂です。館内から下駄を履き、中庭を通り抜けていくところもどこか風情を感じます。天城の自然にどっぷりと浸り、だれにも邪魔される事なく、存分に湯浴みを愉しむことができます。

 

地味溢れる旬の素材を活かした月替わりの懐石料理

地の物の素材にこだわり、お米や天城の名産品のわさびなど生産者から直接仕入れをしているとのこと。朝夕提供される食事のご飯は格別な美味しさ。さらにみそ汁は、具材をチョイスして味わうことができ、シンプルで奥深い味わいでおもわずおかわりしてしまうほど。

料理の一品一品をお客のペースにあわせて提供しており、メインの料理はその時の旬な地の幸を愉しむことができます。伊豆の山海の恵みを使用して、美しく盛られる料理の数々、普段ではなかなか味わえない、季節の料理を堪能できます。

そして、天城といえば天然の本わさびが有名。通常のわさびと違い、フルーティーな口当たりが特徴です。お造り以外にご飯と食すのも落合楼村上ならでは。

 

古き良き日本旅館の風情がここにある

館内随所には、良質な木造建築材をふんだんに使用した贅沢な造り。玄関から応接間、宴会場や客室にいたるまで館内の計7カ所が国指定の登録有形文化財に指定されています。敷地面積も広く、敷地内には緑溢れる中庭や狩野川をまたぐ吊り橋など、どれをとっても古き良き日本の風情が感じられます。

また、館内の廊下には大正ガラスを用いた引き戸や、木の温もりある重厚感溢れる階段棟など、日本の伝統美がそこにあります。さらにチェックアウト時には、館内にみられる文化財についてスタッフが説明してくれる文化財ツアーも実施しているので、文化財にうとい方でもより理解が深まり、歴史と伝統に触れる時間を存分に楽しむことができます。

 

下田

en

エン
電話/0558-22-2377
営業/11:00-19:00
定休日/毎週水曜日と第2火曜日
※6月・10月に仕入れのため2週間休み
住所/静岡県下田市吉佐美1535-1スパイスドッグ内
駐車場/有り(店前)

本格アジアンアンティーク&雑貨の店

下田市と南伊豆町の境に位置するアジアンアンティークと雑貨のお店。オーナーの浜崎さんがタイのチェンマイでセレクトしたアンティークや雑貨を輸入し販売しています。年に2回ほど、浜崎さんが直接タイに買い付けに行き、お目に適った商品のみをお店に並べています。本格的なアンティークだけでなくリーズナブルな雑貨もあるので、気軽に買い物を楽しめます。

 

 

 

センスの光る雑貨からセレクト 

店舗を入ると、キッチン用品や文房具など、日常で使う雑貨が所狭しと並んでいます。キッチン用品はタイの日常で使われるホーローのカップやガラスのお皿、木製の箸やスプーンなど、素材感のあるもので使い込んでいくと味が出てきそう。文房具は主に紙の素材のもの。ノートやカード、A1サイズ(幅90cmくらい)の紙が何種類もあります。この紙は自分の発想によって、箱に貼ったり、お店のメニュー表に使ったりと便利。素材感があるので、何に使っても雰囲気の良いものが作れます。

 

 

木製のフォトフレームがとっても可愛い

木のボコボコした素材感が愛らしいフォトフレームは白い壁に飾ってあるだけでオシャレ。大事な一枚を飾りたくなります。チェンマイで職人さんが一つずつ組み上げたフレームは、その手作り感も味になっています。大きさによって金額が違い、800円から5000円くらいです。

 

 

オーナーのセミオーダーの雑貨に注目

オーナーの浜崎さんがタイの職人にセミオーダーした雑貨は、他店でもないここだけの商品。黒いガラスのプレートは食器としてだけでなく、お気に入りのオブジェを置く敷き台としてもオシャレ。ガラスに凹凸があったり、少し歪みがあったりするところも手作り感があっていい感じです。漉き紙で作ったアルバムは素材感が可愛くてプレゼントにも喜ばれそう。中綴じのものもあれば、面白いジャバラ折りのものもあります。写真を貼るだけで立派なプレゼントになりますよ。

 

 

空間映えする生活小物もいっぱい

店内に所狭しと並んだ商品はオーナーの浜崎さんがセレクトしたもの。こうしたアジアの雑貨などは大量生産で安売りをしているイメージがある人がいるかもしれませんが、こちらのお店は違います。一点一点にこだわりを感じます。すでに少なくなりつつあるタイ・チェンマイの職人さんが作った工芸品やアクセサリー、布製品は細かい細工がしてあったり、民具などは大量生産できない職人の技を感じます。手にとっていただければ、プロダクトとしての完成度の高さに気づいていただけるはずです。

 

 

奥にあるアンティークスペースにも注目

店舗奥にはオーナーのこだわりのアジアンアンティークが並んでいます。中には博物館に展示しても遜色ないような逸品まであり、見るだけでも価値があります。

 

 

店舗は国道沿いのスパイスドッグと同じ建物

店舗はカレーカフェ「スパイスドッグ」の建物と一緒です。正面向かって右側にあり、気付かない人もいますので、まずはスパイスドッグの看板を目指して来てください。もちろん、スパイスドッグのカレーも美味しいので、合わせてご利用ください。

 

 

下田下田

スパイスドッグ

電話/0558-23-2845
住所/静岡県下田市吉佐美1535-1
営業/11:00~20:00L.O
定休日/水曜定休
駐車場/10台
カード/不可

南伊豆ドライブで寄りたい海を感じるカフェ

国道136号線を南伊豆町に向かう途中にあるカフェ。天井が高く開放的な空間は、南国にあるビーチカフェを思わせます。地元ばかりでなく、海を愛する観光客にも人気で、海水浴やマリンスポーツを楽しんだ後に立ち寄る人も多い。

 

 

開放的な店内は南国のビーチカフェ

天井高6mくらいありそうな空間は開放的で、インテリアもアジアンリゾートを思わせます。音楽好きのオーナーが流す音も重なり、お店全体がスローな雰囲気でとても落ち着きます。その雰囲気に引き寄せられるように海好き自然好きなお客さんが多いのにも納得です。

 

 

カレーがメーンのカフェ

オープン当時は下田市街のペリーロードに店を構えていたスパイスドッグさん。その頃からメーン料理はオーナーの斉藤さんが作るカレー。数種のスパイスを合わせたインド風のカレーで、種類は「チキンカレー(950円)」、「野菜カレー(950円)」、「キーマカレー(950円)」、「エビのココナッツカレー(1,050円)」の4種類とお子様でも食べられる甘口の「カツカレー(1,260円)」と『シーフードカレー(1,260円)」の2種類。また、最初の4種類から2種類選べる「ダブルカレー(1,260・写真)」もあります。すべてにサラダとライスがセット。ドリンクメニューには「ラッシー(530円)」やコーヒーなどもあるので、カフェタイムの利用もできます。

 

 

ワンちゃんと一緒にご飯が食べられる!

スパイスドッグさんではワンちゃんの入店ができます。テラス席はもちろん、店内でも一緒にお食事ができますので、愛犬家の方にはとてもオススメです。ちなみに、ワンちゃんの食事メニューはありません。

 

 

オーナーセレクトの洋服と雑貨にも注目

店内にはオーナーがセレクトした洋服や雑貨が販売されています。個性的なセレクトが楽しいので、お食事を待つ間にご覧ください。

 

 

大きな唐辛子の看板が目印

店舗は国道136号線を南伊豆方面に向かい、下田市と南伊豆町の間の峠まで行かない通り沿いにあります。写真の看板が目印です。店舗前面に駐車場が広くありますので、こちらをご利用ください。

 

 

アンティークと雑貨の店「en」も立寄ろう

同じ建物内に「en」というアジアンアンティークと雑貨のお店があります。タイのチェンマイでオーナーが直接買い付けたセンスの光る商品が店内にずらりと並んでいます。日本では売っていないような紙素材の雑貨や、ガラスや木を使ったインテリアなど、気になる商品ばかりです。スパイスドッグさんにお越しの際は一緒にご利用してみてください。

 

 

下田

下田公園

しもだこうえん
住所/静岡県下田市三丁目3-1174
駐車場/約20台(無料)
※6月のあじさい祭り期間は臨時有料駐車場利用
問合せ/0558-22-1531(下田市観光協会)

あじさいだけじゃない、見所いっぱいの自然公園

幕末の史跡が多く残る市街からすぐの約10万坪の自然公園です。株数日本一の6月に咲くあじさいが有名ですが、その他にも貴重な植物が自生したり、160種に及ぶ椿園があったりと通年で楽しめることから、多くの人が散策に訪れています。また、5月に行われる黒船祭では式典の会場として園内の開国広場が使われます。開国広場にはペリーと日本初のアメリカ総領事ハリスのレリーフが飾られた開国記念碑があります。その他、戦国時代には下田城があったことも、現在の空堀から確認できます。

 

 

下田市街から徒歩圏の自然公園

自然豊かな公園を市街からすぐに散策ができます。園内の遊歩道からは様々な景色を楽しむことができ、季節ごとに変化する花や木々を静寂の中で鑑賞することができます。広大な敷地には貴重な植物が自生していて、ペリー米艦隊が来航した際には、植物学者が下田で草木106種、樹木69種、シダ植物16種を採集したと記録されています。そのうち、新種となったのはタチシボスミレやカジイチゴなど23種。現在でもそれらの植物を確認できますが、無断採集する方もいるためご紹介はご遠慮させていただきます。

 

 

日本一のあじさい園

あじさい園は全国に多数ありますが、下田公園のあじさい園はその数が圧倒的に他と違います。園内には野生種のガクアジサイや西洋アジサイなど様々な品種が植えられていて、開花時期(6月)には15万株、300万輪のあじさいが咲き乱れます。その数は全国にあるあじさい園の中でも一番と言われています。ぜひ、その圧倒的なスケールをご覧ください。あじさいが咲く6月は「あじさい祭り」が開催されています。期間中は園内の開国広場で食堂や売店が営業を行っています。食堂では下田オリジナルグルメやフレッシュな夏ミカンをその場で絞って提供するジュースを販売しています。また、週末などは音楽ライブや地元の踊りや太鼓の披露もしています。

 

 

日米友好の証 開国記念碑と開国広場

下田公園を市街側から上るとたどりつく広場が「開国広場」です。5月に開催される黒船祭の式典のメイン会場で、広場奥にある階段を上ると「開国記念碑」があります。昭和28年5月に下田開港100周年を記念して建立されたもので、碑中央に刻まれている「開国記念碑」の文字は当時の内閣総理大臣・吉田茂によるもので、右にはペリー、左にはハリスのレリーフ像と二人の言葉が刻まれています。ペリーの言葉はマッカーサー元帥、ハリスの言葉は駐日政治顧問官ウィリアム・J・シーボルトが選んだもの。開国広場手前には、昭和54年東京サミットで来日中に下田に訪れたジミー・カーター第39代アメリカ大統領の下田来訪記念碑、開国記念碑の手前には、そのカーターの下田来訪に尽力され、黒船際にも熱心に協力した「下田市名誉市民」元駐日米国大使マンスフィールド氏の記念碑が建立されています。

 

 

下田公園に城があった !?

その昔、天下統一を目指していた豊臣秀吉に対し、後北条氏が決戦に備え、南伊豆防衛の拠点として、この下田公園に伊豆半島では最大規模の山城「下田城」を築城しました。天生18年(1590)3月、総勢1万人を超える豊臣方の軍勢に、城将・清水上野介康英をはじめとする軍勢600余名が迎え撃ちました。下田城での篭城戦は50日にも及びますが、豊臣方軍の海上封鎖及び陸上での包囲作戦により、同年4月下旬に開城されることになりました。下田城は山城で、標高約70mの鵜島山頂に主郭(現在の天守台跡)を置き、そこから伸びる尾根の要所には曲輪(くるわ:役割や機能に応じて城内に区画された小区域)や櫓台(やぐらだい:城の物見をするための櫓の基礎となる土壇)が配置されました。敵の軍勢からの防備のために巡らされた空堀(ハーフパイプのように山を削った堀)は、現在も当時の様子を伝えています。下田城の当時の様子がわかる模型が下田市内の道の駅「開国下田みなと」4階の「ハーバーミュージアム」にてご覧いただけます。

 

 

雄大な海の景色を楽しめる展望台

周囲を海に囲まれ、海から急な丘陵を成している下田公園からは雄大な景色を望むことができます。馬場ヶ崎展望台からは静かな下田湾を、志太ヶ浦展望台とお茶ヶ崎展望台からは太平洋をそれぞれ眺めることができるようになっています。

 

 

写真好きは行くべし!営業写真の祖 下岡蓮杖

日本営業写真開祖の一人で下田出身の下岡蓮杖(しもおかれんじょう)の像が、市街側から上った、その名も蓮杖台と呼ばれる高台に建立されています。胸像の製作(昭和59年建立)は彫刻家・重岡健治氏によるもの。像の隣には下岡蓮杖の顕彰碑(昭和3年建立)があり、顕彰碑には渋沢栄一筆で「下岡蓮杖翁之碑」と刻まれています。碑高台からは街並みや稲生沢河口の船着場、それを囲む山々を眺めることができます。

 

 

160種を超える椿が集う園

あじさいの群生地から少し南へと進むと椿園があります。野生種のヤブツバキや160種もの園芸種も植栽されています。ほとんどすべてに名札が付いていて、その風情ある名前も興味深いです。品種によって開花時期が違うので、まとまった華やかさはありませんが、12月から3月にかけての長い期間を楽しむことができます。

 

 

ミシュラン2つ星の遊歩道や水族館にアクセス

下田公園には複数の入口があります。市街から上るのが一般的ですが、公園南側に位置する下田海中水族館やミシュラン2つ星になっている海岸沿いの小径「和歌の浦遊歩道」からもアクセスできます。地図をご確認の上、お好きなルートをお楽しみください。

 

 

幸福が訪れる稲荷神社

創建時代は不明ですが、宝永4年(1708)に第10代下田奉行・酒井幸四郎が、享保2年(1717)には第13代下田奉行・板橋五太夫がともに石灯篭を献納した記録があります。天保14年(1843)、下田奉行・土岐丹波守の着任の際に再建され、幸福稲荷神社と呼ばれるようになったと伝えられています。古くは金花(きんか)稲荷と言われていたこともあり、お参りすれば「金運」に花が咲くかもしれません。現在の祠は、平成元年に地元の有志によって建て直されたものです。