伊東

ほまれの光 水月

総客室:8室
温泉:伊豆高原温泉
CIN・OUT:15:00~11:00
住所:〒413-0232 静岡県伊東市八幡野 1223-27
☎ 0557-55-2510
http://www.izu-mizuki.com/

 

伊豆高原に佇むの大人の隠れ宿

水月は伊豆高原にひっそりと静かに佇む隠れ宿。全8室、すべての部屋に解放感溢れる大きな専用露天風呂を備え、そこから望む景色は伊豆高原の緑と大海原。時を忘れて海面に見入る非日常の世界を堪能できる。

 

旅行会社での口コミ評価も高く、じゃらんネットにおいては10室以下の東海エリアの宿で7年連続第1位。客室だけでなく、料理も接客もコンパクトな宿ならではの質の高いサービスを展開。訪れた方皆が満足する大人のための宿。伊豆高原のリゾートも満喫できて、大切な人と特別な時間を過ごすには、おすすめの旅館。

 

高原と海を望む露天風呂付客室

水月の部屋は、美しいロケーションと景観を配慮した造り。すべてのお部屋からは伊豆高原の自然と、雄大な海を望むオーシャンビュー客室。この素晴らしい景色は、大きな露天風呂を備えたテラスから見える。コトコトと流れる湯に浸かり、絵画のような景色を眺めながら自分だけの癒しの時間を心ゆくまで満喫できる。

 

窓からずが差し込む光と室内の深みのある色が、見事なコントラストとなり、至高の寛ぎ空間を演出。また間取り20畳の部屋もあり、家族やグループでの利用も可能。非日常の時を過ごす特別な時間を堪能してほしい。

 

伊豆大島を望む絶景の貸切露天風呂

専用の客室露天風呂の他に、海一望の貸切露天風呂も備わっている。空いていれば24時間いつでも気軽に利用できる。プライベート感を重視した湯浴みを愉しめるのも水月の魅力。湯に浸かり目に映るものすべてが心を癒してくれる。昼と夜で美しい景色が変わるのもまた趣がある。

 

鮮やかな懐石料理

食事は朝夕ともに個室の食事処で。月替わりの創作くずし懐石料理は、滋味あふれる季節の素材の味が引き出された日本料理。一品一品が季節感を取り入れており美しく、そして味も素晴らしい。伊豆の代表的な海鮮料理はもちろん、創作された料理の数々は利用者からも高い評価を受けている。

 

また、スタッフの食事提供も、どこか心地がいい。すべて大人利用の受け入れのため、食の時間は静かに、そしてじっくりと堪能できるのが嬉しい。カップルやご夫婦、仲の良い友達同士での利用に是非ともおすすめしたい。

 

下田

入田浜・入田浜海水浴場

いりたはま・いりたはまかいすいよくじょう 住所/静岡県下田市吉佐美348-7 問合せ/TEL.0558-22-1531(下田市観光協会) アクセス/伊豆急下田駅よりバス8分 「入田」下車徒歩3分 駐車場/約100台 1,500 円〜/1日(夏期のみ) 海開き/毎年海の日 レスキュー・監視員/海開き中は常時配備(8:00〜17:00) サーフィンエリア/あり(海水浴エリアと分けてあります) 公衆トイレ/あり シャワー/有料(300円)※年間通して利用可 更衣室/あり(シャワーと兼用) 売店/区営売店あり(パラソルなど各種レンタル、荷物預かりなど) 食事処/区営食堂あり ※夏期のみ バーベキュー/なし 遊泳情報/下田市観光協会公式サイト(http://shimoda-city.info)※夏期のみ表示

南国ムードたっぷり隠れ家的ビーチ

全長500m、奥行き70mほどの下田市にあるビーチです。入り口は分かりづらく国道からは見えなくてちょっぴり隠れ家的。近くに有名な吉佐美大浜海岸がありますが、それに比べると目立たない海岸。ですが、下田通にはファンが多い魅力的なビーチです。

女性に人気!水質自慢のビーチ

下田のビーチは環境省水質基準の水質最高ランクのAA。その中でもCOD(化学的酸素消費量)が0.5mg/L以下のものを「極めて水質の良好な水浴場」と呼ばれますが、まさにそれに該当するのが入田浜です。この基準を満たす水浴場は全国でも14箇所しかありません(平成13年データ)。「ここの海水につかると肌が調子いい」という女性が何人かいたのも、その証拠かも…。ともあれ、水質に興味がある方は、入田浜に実際に入ってみて試してみては。

大きな声では言えませんが…

下田には多くのビーチがあり、どこもそれぞれ個性を持っています。ビーチを選ぶのは好みが分かれるところですが、入田浜は大きな声で言えませんがオススメです。水質がいい上にそれほど混むことがなく、景色も美しい。何よりも車道からの影響を受けにくいので、リラックスしたムードがあります。夏のみ開く食堂なども幾つかあり便利です。

南国を思わせる花や木々

なぜか多くの南国チックな花や木々があるのが入田浜。車道とビーチの境界にソテツの木や多肉植物などが育ち、季節ごとに花が咲きます。この植物が入田浜の南国ムードをアップさせ、女性人気に一役買っています。

吉佐美地区はカフェエリア

入田浜のある吉佐美地区は伊豆南部でもカフェが多いエリアです。午前中の早い時間から海に入った方がランチで、日中の間に海に入った方がお茶の時間にカフェを利用するため店が増えたとも言われています。それぞれのカフェは個性的なオーナーのセンスが光るお店づくりをしているので、海と一緒に利用してみてください。ワンちゃん連れの方には国道沿いの「スパイスドッグ(http://izupeninsula.net/2017/02/08/スパイスドッグ/)」がオススメです。ワンちゃんも入店可能で南国ムードの店内は開放的です。スウィーツにこだわる方には「フォンテーヌ(http://izupeninsula.net/2017/04/22/フォンテーヌ/)」がオススメ。ケーキ店がカフェを併設していますので、そちらでショーケースにずらりと並んだ中からお好きなケーキを店内で食べることができます。カフェではランチセットやフードメニューも充実しています。

もっと楽しんでほしい春秋の海

海というと海水浴を思い浮かべるのが日本人。もちろん楽しいのですが、お盆を中心に夏は混雑が避けられません。逆に夏を除けば下田の海は人が少ないんです。欧米系の外国人は9月、10月を狙ってきます。なぜでしょう。それは宿泊料金が8月に比べるとガクンと下がるからです。10月は狙い目でまだまだ下田は暖かいので外国人の方たちは長期休暇して、安くなった宿で1週間くらいステイします。外国人の方は海に入るのではなく、ビーチサイドで日光浴をしたり、音楽を聴いたり、本を読んだりと思い思いの過ごし方でゆっくりと海を楽しみます。また、5月、6月もオススメです。5月のGWくらいから晴天になると、下田は夏の陽気で海で過ごすのも快適になります。夏を待ちきれない人はこの時期から下田の海にきます。6月は宿泊料金も安く、日本一といわれるあじさい園で「あじさい祭」(http://izupeninsula.net/2017/02/11/下田あじさい祭り/)も行われますので、海と花を両方楽しむことができます。試しに夏しか下田に来たことがない人がいましたら、春秋の下田に来てみてください。

実は知らない海のこんなこと

まず、海で遊ぶ際は事故ケガないようにしてください。海で遊ぶ時は自己責任。遊泳期間は監視員がいて、何かあったら助けに来てくれますが、それ以外の期間は基本的に海には人がいないので、何かあったとしても自分でどうにかしなくてはいけません。遊泳期間外に泳ぐことは可能ですが、くれぐれも気をつけてください。

日焼けにはご注意ください。慣れていない方は太陽の下で長時間寝ていると、日焼けオイルを塗っているとはいえ、過度な日焼けをして、ヤケドのような症状になります。この状態になると旅の楽しみの温泉に入れないのはもちろん、痛くて夜眠れなくなることもあります。日焼けに慣れていない人は適度に焼くことを心がけて、時々は日陰でクールダウンしてください。

近年、飲酒後の遊泳での死亡事故が増えています。過度の疲れや睡眠不足の体で飲酒をすると、遊泳中に倒れることがあります。自分では気づかなくても、体は疲れていますので、適度な飲酒を心がけてください。折角の楽しい休日が最悪の日になってしまはないように、書かせていただきます。

「お盆を過ぎるとクラゲが出る」と昔から言われていますが、下田ではそれほど言われない話です。専門家の方の話だと、特に西日本でアンドンクラゲという強い毒を持ったクラゲがお盆以降に多く発生するとのこと。クラゲは実はいつでもいて、接触したりすると刺されます。下田の海でも夏場に何人か刺された人をみますが、いずれも軽傷です。ちなみに、クラゲに刺された際の処置は、クラゲの触手が患部に刺さったままの場合、絶対に素手で触らず、手袋などをつけて、毛抜きなどで取り除いてください。その後、海水でよく洗浄し、消毒薬を塗るなどの処置をしてください。念のため、病院に行くことをオススメします。

下田

下田海中水族館

しもだかいちゅうすいぞくかん
時間/9:00〜16:30(季節により変動あり)
定休日/無休
料金/大人2,000円 小人1,000円
住所/静岡県三丁目22-31
問合せ/TEL.0558-22-3567
アクセス/伊豆急下田駅よりバス約7分「下田海中水族館」下車すぐ 徒歩で25分

※オンシーズンは渋滞する場合があります。その際は街中のコインパーキングなどに駐車し、徒歩での来館をオススメします。
(街中から徒歩で約5〜10分)
駐車場/200台(駐車料金無料)
カード/可
所要時間/2時間〜

お客様に近い水族館

天然の入江を利用して作られた全国的にも珍しい水族館。2017年で50周年を迎えた歴史ある水族館でもあります。有名水族館ほどの大きさはありませんが、コンパクトな敷地を活かした魅力的な演出でファンが多いのもこの水族館の特徴。コンパクトだからこそ、海の生き物と近く、スタッフさんとも気軽に話ができる、そんな素敵な水族館です。

 

 

ショーを中心に回ろう

下田海中水族館の特徴の一つが海の生物たちのショーです。全部で6つのショーが場所を変えてありますが、すべてのショーを回るのに所要時間が2時間に設定されています。計画的に周遊できるので、予定表を見ながらご覧ください。また、空き時間もありますので、その際は他の展示室などを見て回れば、2時間フルで楽しむことができます。

 

 

イルカと触れ合える

下田海中水族館の最大の特徴はイルカと触れ合えるプログラムが多いことです。水族館の湾内ではイルカと触れ合えるプログラムがいくつも用意されています。直接エサをあげたり、握手やジャンプなどの合図を出す体験ができる「ドルフィンフィーディング(1,300円※入館料別途)」、波打ち際のビーチやふれあいの海に入ってイルカたちと触れ合う「ドルフィンビーチ(1,500円※入館料別途)」、足の届かない深さの所でウェットスーツ・マリンブーツ・ライフジャケットを着用しイルカの観察やふれあいをする「うきうきドルフィン(4,500円※入館料別途)」、「ドルフィンウォッチングボート(1,200円※入館料別途)」はボートを漕いでイルカの近くまで行き観察することができます。ぜひ、イルカとふれあい、どのような行動をするか観察してみてください。※詳しい情報は公式サイトをご覧ください。

 

 

日本最高齢イルカのナナ

水族館の湾内で泳ぐイルカの中にナナというメスイルカがいます。ナナは飼育42年のバンドウイルカで、2017年現在、国内最高齢となります。他のイルカの中でもおばちゃん的存在で、とても世話好きです。サンマとイカが大好物。これからも元気な姿を見続けたいですね。

 

 

海に浮かぶ海中水族船

1967年に下田海中水族館が開業した当初、世界初の海中水族船として登場した「ペリー号」は現在のアクアドームペリー号と一緒の場所で稼動していました。初代は1層でしたが、現在は2層となり、中には下田近海の海の生物が展示されています。1日に3回行われる「魚の餌付けショー」では魚たちの生態を紹介しながら、魚たちの特徴を活かした餌付けが行われます。ちなみに、水槽は深さ6m、600トンもの水量があり、中には50種4,000点もの海の生物が暮らしています。※写真のマンボウは季節展示です。通年はいません。

 

 

 

マリンスタジアムのショーは必見

敷地一番奥にある前面がガラス張りとなっている水量500トンのプールがあるマリンスタジアムでは、アシカとイルカのショーが行われます。アシカショーでは、陸上と水中に適応した形態を活かした技を繰り広げます。トレーナーと一緒に水中で演じる「マリンファンタジー」は息のあったパフォーマンスに感動します。このアシカの水中ショーは、ショーの最中に餌を一切あげることなく進行する、トレーナーとアシカの信頼関係なしではできない大変珍しい世界で唯一のショーです。イルカショーは、カマイルカの「トット」と「ハート」が驚くほど高い能力で大ジャンプや回転技を繰り広げます。ショーの最中にはお客様へイルカから特別なサプライズが用意されています。

 

 

珍しい海の仲間を発見

「海の生物館シーパレス」では海の生物を水槽で展示しています。珍しい生き物が多く、日本で唯一、白いタカアシガニを現在展示中です。水族館は地元漁師さんとのつながりも強く、思わぬ希少種が入手されれば緊急展示されることがあります。

 

 

アザラシとペンギンのショーにも注目

アザラシ館で行われるアザラシショーでは、トレーナーがアザラシたちの生態や特徴を説明してくれ、ショーの最中には直接アザラシと触れ合える体験もできます。ペンギンプールで行われるペンギンショーでは、目の前にある展示プール周囲の歩行通路を歩いたり、餌付けで魚を上手にキャッチするペンギンを見ることができます。

 

 

 

クラゲに癒される

クラゲ展示室「クラリウム」ではゆらゆらと浮遊するクラゲを見ることができます。クラゲの世界を音で表現した音響と癒し効果のあるアロマ、照明による光の演出で空間を作り、見る人を癒してくれます。

 

 

水族館ならではのお土産と食事

水族館入口にあるお土産コーナーには海の生物関連の面白い商品がいっぱい。お土産コーナー隣のレストランでは湾内のイルカを見ながら、食事をすることができます。また、ペンギンプール前にあるカフェテリアではオランダ生まれの「ラスポテトフライ」が人気です。

下田

パティスリー&カフェ フォンテーヌ

電話/0558-25-5800
営業/10:00~21:00(ランチL.O15:30、ディナーL.O20:00)

※カフェ(ケーキのみ)のご利用は17時まで。ディナータイムは17時からとなります。
定休日/無休(ディナータイムのみ月曜休み)
住所/下田市吉佐美1469-1
駐車場/10台
カード/可

食事もできる赤い外壁が目印のケーキ店

国道136号線沿いを走ると見えてくる赤い建物が目印です。カフェを併設したケーキ店で、ケーキの持ち帰りのほか、カフェで食事もできます。旅先で誕生日を祝いたい方はこちらでバースデーケーキを注文する方もいます。

 

 

 

丁寧に作られるケーキたち

お店のショーケースに彩り豊かに並ぶケーキは、オーナーの鈴木さんを筆頭にケーキ好きなスタッフさんたちが、毎日丁寧に手作りしています。サクサクの食感のタルト生地にフルーツをのせたケーキや、クリームたっぷりのロールケーキ、季節ごとに変わる創作ケーキなどバラエティ豊富です。

 

 

人気の焼き菓子

お店の入口を入ってすぐに並んだ焼き菓子は贈答用のほかお土産にも人気です。焼き菓子の中で人気なのがマドレーヌ。発酵バターをたっぷり使っているので、食べた瞬間にバターの香りがします。ハート型のマドレーヌはラブパワースポットとしても有名な観光スポット「龍宮窟」をイメージしたもの。中には下田産のいちごを使用したジャムが入っています。底部はクッキー生地が敷いてあり、ふっくらしたマドレーヌ生地と一緒に食べると食感の違いが楽しめます。また、オープン当初から人気のシュークリームは自家製カスタードをその場で入れてくれるので、皮のサクサクとした食感が楽しめます。

 

 

空を見上げるお洒落なカフェ

併設されたカフェは中庭があり、一本の木を壁で囲んだ空間は国道の喧騒を遮って落ち着きます。席は中のテーブル席とカウンター、外のテラス席から選ぶことができます。カフェスペースはとてもお洒落で下田にいるのを忘れてしまうほどです。ちなみにこちらのコーヒーはイタリアの「LAVAZZA」を使用、エスプレッソやカプチーノもオーダーできます。持ち帰りもできますので、ドライブのお供にいかがでしょうか。

 

 

カフェメニューが充実

カフェメニューはランチとディナーで変わります。ランチタイムは日替わりランチプレートの他、「クロックムッシュ」、「キッシュとミニカレーのセット」、「サラダパスタ」など、ボリュームあるメニューが充実しています。

 

 

下田ブランド認証!カスタードトースト

メニューの中で下田ブランド「TR!P SHIMODA」にてブランド認証された「カスタードトースト」は、一見メニューの中では目立たない存在に感じますが、実はブランドお墨付きが出るほどの絶品メニュー。自家製のトーストにお店のシュークリームなどでも使用されるカスタードクリームをたっぷりのせ、さらにその上にフランス・バローナ社の高級チョコレートをトッピング。ほんのり焦げ目がつく程度に焼かれた姿は、ちょっと裏メニュー的なシンプルさ。トーストのサクッとした食感とカスタードとチョコレートの豊かな風味が絶妙です。

 

 

ディナータイムはムーディーに

カフェでは夜営業もしています。昼とは違ったワインに合う料理をコンセプトに展開しています。メニューはフレンチレストランのシェフが監修し、各種前菜メニューの他、「米沢豚のソテー、リンゴのカラメルソース(1,400円)」や「リブアイロースのステーキ(300g2,200円)」などの肉料理が充実しています。ムードたっぷりの空間でワインを片手にお洒落に過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

手作りパンも種類豊富

午後には売り切れのものが出てくる手作りパンは、パン職人でもあったオーナーのこだわりの商品。特に素材にこだわり、少量ずつ焼き上げています。ご購入の場合は午前中がオススメです。クロワッサンはケーキにも使用しているカスタードクリームを入れることができます。

 

 

海に持って出かけよう

フォンテーヌのある吉佐美地区は多くのビーチがあるエリアです。「入田浜」、「多々戸浜」、「吉佐美大浜」などの美しいビーチが車で5分圏内、ハートのラブパワースポットで有名な「龍宮窟」もこちらからなら車で10分しない場所にあります。フォンテーヌでパンや焼き菓子を買って、出かけてみてはいかがでしょう。

 

 

下田

外浦海岸・外浦海水浴場

そとうらかいがん・そとうらかいすいよくじょう
住所/静岡県下田市柿崎
問合せ/TEL.0558-22-1531(下田市観光協会)
アクセス/伊豆急下田駅よりバス10分 「外浦口」下車徒歩1分
駐車場/170台 1,500 円〜/1日(夏期のみ)
海開き/毎年海の日
レスキュー・監視員/海開き中は常時配備(8:00〜16:00)
サーフィンエリア/なし(海水浴専用ビーチ)
公衆トイレ/あり
シャワー/有料(500円)※夏期のみ
更衣室/有料(100円)
売店/区営売店あり(パラソルなど各種レンタル、荷物預かりなど)
食事処/区営食堂あり ※夏期のみ
バーベキュー/禁止
遊泳情報/下田市観光協会公式サイト(http://shimoda-city.info)※夏期のみ表示

エメラルドグリーンが広がる遠浅ビーチ

約700mの弓状のビーチで、国道から見下ろすことができます。透明度が高く、遠浅なので小さなお子様連れのファミリーに特にオススメです。

 

 

波が少ないビーチ

外浦海岸は下田の数ある海の中でも波が立ちにくいことでも有名です。他の海が遊泳禁止でも外浦海岸だけは遊泳可能な時があるほど。こんな海なのでサーフィンをする人たちも利用しません。泳ぎに自信がない方や、お子さんを初めて海で遊ばせる方はこちらを選ぶことをオススメします。

 

 

シュノーケリングは左岸で

海へ向かって左側には岩場がありますが、そのエリアでは魚たちを観察することができます。海水メガネやシュノーケリングセットを持参し、楽しんでみてください。ただし、磯場なので足などを怪我されないよう、マリンシューズなどを履いて十分注意してください。

 

 

ご当地グルメが楽しめる

ビーチで営業する食堂は区営のみです。こちらでは地元のお母さんたちが昔ながらのラーメンやカレーライス、焼きそば、おにぎりなどを販売しています。その中で注目したいのが地海苔がたっぷり入った「磯香ラーメン(800円)」。その名の通り磯の香りがする醤油ラーメンです。海で食べるラーメンてなんであんなに美味しいんですかね。

 

 

フジヤマという名のかき氷

ビーチを目の前にした旅館「臨海荘」では夏の期間中、地元のサザエやアワビなどの磯物の炭火焼きを販売しています。その他、大きさにびっくりするかき氷「フジヤマ(1,500円)」はグループで訪れたらチャレンジしたい一品。その名の通り、10人前はありそうな大きさです。もちろん、通常サイズのかき氷も販売されています。

 

 

シーカヤックが盛んなビーチ

外浦海岸にはシーカヤック体験ができるお店「KAI’TO」があります。こちらではACA(アメリカンカヌー協会)公認のインストラクターが初めての方でも丁寧にレッスンしてくれます。オススメは「Aloha!シーカヤック&シュノーケリング体験」。5月から9月まで午前と午後の2部制で予約ができます。詳しくは公式サイト(http://www.seakayaking.jp)でご確認ください。

 

 

もっと楽しんでほしい春秋の海

海というと海水浴を思い浮かべるのが日本人。もちろん楽しいのですが、お盆を中心に夏は混雑が避けられません。逆に夏を除けば下田の海は人が少ないんです。欧米系の外国人は9月、10月を狙ってきます。なぜでしょう。それは宿泊料金が8月に比べるとガクンと下がるからです。10月は狙い目でまだまだ下田は暖かいので外国人の方たちは長期休暇して、安くなった宿で1週間くらいステイします。外国人の方は海に入るのではなく、ビーチサイドで日光浴をしたり、音楽を聴いたり、本を読んだりと思い思いの過ごし方でゆっくりと海を楽しみます。また、5月、6月もオススメです。5月のGWくらいから晴天になると、下田は夏の陽気で海で過ごすのも快適になります。夏を待ちきれない人はこの時期から下田の海にきます。6月は宿泊料金も安く、日本一といわれるあじさい園で「あじさい祭」(http://izupeninsula.net/2017/02/11/下田あじさい祭り/)も行われますので、海と花を両方楽しむことができます。試しに夏しか下田に来たことがない人がいましたら、春秋の下田に来てみてください。

 

 

実は知らない海のこんなこと

まず、海で遊ぶ際は事故ケガないようにしてください。海で遊ぶ時は自己責任。遊泳期間は監視員がいて、何かあったら助けに来てくれますが、それ以外の期間は基本的に海には人がいないので、何かあったとしても自分でどうにかしなくてはいけません。遊泳期間外に泳ぐことは可能ですが、くれぐれも気をつけてください。



日焼けにはご注意ください。慣れていない方は太陽の下で長時間寝ていると、日焼けオイルを塗っているとはいえ、過度な日焼けをして、ヤケドのような症状になります。この状態になると旅の楽しみの温泉に入れないのはもちろん、痛くて夜眠れなくなることもあります。日焼けに慣れていない人は適度に焼くことを心がけて、時々は日陰でクールダウンしてください。

近年、飲酒後の遊泳での死亡事故が増えています。過度の疲れや睡眠不足の体で飲酒をすると、遊泳中に倒れることがあります。自分では気づかなくても、体は疲れていますので、適度な飲酒を心がけてください。折角の楽しい休日が最悪の日になってしまはないように、書かせていただきます。

「お盆を過ぎるとクラゲが出る」と昔から言われていますが、下田ではそれほど言われない話です。専門家の方の話だと、特に西日本でアンドンクラゲという強い毒を持ったクラゲがお盆以降に多く発生するとのこと。クラゲは実はいつでもいて、接触したりすると刺されます。下田の海でも夏場に何人か刺された人をみますが、いずれも軽傷です。ちなみに、クラゲに刺された際の処置は、クラゲの触手が患部に刺さったままの場合、絶対に素手で触らず、手袋などをつけて、毛抜きなどで取り除いてください。その後、海水でよく洗浄し、消毒薬を塗るなどの処置をしてください。念のため、病院に行くことをオススメします。

松崎

ファミリーレストラン いせや

時間/11:00〜15:00(L.O14:45)
定休日/水曜日 ※臨時休業
住所/静岡県松崎町江奈273-1
問合せ/TEL.0558-42-1504
駐車場/15台

創業50年、愛されるレストラン

ファミリーレストランというと大手チェーン店を想像しますが、こちらは大きな家族食堂といったほうが近いのかもしれません。大手のファミリーレストランに対し、いせやさんは手づくりの味にこだわり、豊富なメニューをご夫婦が調理しています。心のこもった料理は地元の常連客に根強い人気です。一つ一つの料理はボリュームがあり、昔ながらのアットホームなお店の雰囲気は今時のお店には出せない魅力です。メニューはカレー、ラーメン、丼もの、スパゲティ、グラタン、そば、パフェ等、子供から大人まで喜ぶメニューばかり。昔懐かしい喫茶店の定番メニュー、ナポリタンもあります。創業50年、松崎にとってなくてはならない老舗の一店です。

 

 

人気ナンバーワンのカツカレー

カツカレーに使われるカツは自家製生パン粉を使用し、サクサク揚げたて。そこに約2日間煮込んで完成させたカレーをかけたのが「いせや特製カツカレー(1,180円)」。店一押しのメニューで、店一番の人気メニューです。カレーに使用されるルーも自家製でかなりのこだわり。少し濃いめの味で、カツカレーにソースをかける人がいますが、ここではカレーで十分に味を楽しめると思います。最初にこちらに入ったら、まずは食べて欲しい一品です。

 

 

 

週3回食べる人がいる五目そば

テーブルに出された時に驚かない人がいないほどインパクトのある五目そば(830円)。何が驚くかというと麺の上にトッピングされた五目炒めの量。これでもかというほどたっぷりの具材がのっています。この一杯で1日分の野菜を摂取できるかと思うほど。この五目そばはカツカレーに続く人気メニューで、地元の常連客の中では週に3回も食べているという人も…。あっさりと飽きのこない味で週3回食べられるのもうなずけます。

 

 

厚さ2cmはあるポークソテー

がっつりと肉を食べたい方にオススメなのが「ポークソテー定食(1,580円)」。厚さ2cmはありそうなポークソテーがじゅうじゅうと熱々の鉄板にのって出てきます。上にのったソースが濃いめでご飯が進みます。全部食べる頃にはお腹いっぱい。からしを少しつけながら食べるのがこちらの流儀です。

 

 

名前にひかれるピザメイト

メニューの中で名前で想像が難しいのが「ピザメイト(930円)」。実は地元の子供達が憧れる人気メニューで、熱々の鉄板の上にのったスパゲティにはチーズと殻付きアサリがたっぷりトッピング。サラダとなぜかコーラが付いています。その名前の真相は謎ですが、子供達が憧れるのがなんとなくわかる一品です。

 

 

昭和を感じる店内

温かみのある店内に木製のテーブルと椅子が並びます。団体のお客様向けに座敷の個室があるので、小さなお子様連れの家族にもオススメ。奥にはキッチンが見え、ご夫婦がテキパキと料理を作っている様子がうかがえます。

 

 

年季の入ったショーケース

今ではあまり見かけなくなったショーケース。お店に入るとすぐに飾ってあります。初めての方はこちらを見て、メニューを検討するのもいいかと思います。

 

 

目立つ看板が目印

松崎の街を南北に通る国道136号線沿いにお店はあります。「ここがウワサのカツカレーの店」という目立つ看板が目印です。

 

 

三島

三嶋大社の桜

みしまたいしゃのさくら
見頃/3月下旬〜4月上旬
ライトアップ/例年18:00〜21:00
料金/無料
定休日/無休
住所/静岡県三島市大宮町2丁目1-5
問合せ/TEL.055-975-0172

アクセス/JR三島駅より徒歩約13分
駐車場/普通車55台、バス13台(普通車200円/1 時間、バス1,000円/1時間)

※桜開花期は混雑しますので、公共の交通機関のご利用をオススメします。満車の場合は、お近くの有料駐車場をご利用ください。

 

昼と夜を楽しめる大神社の桜

伊豆国一宮・総社としてその名が知れ渡る大神社。境内の「神門」に向かって両脇にずらりと桜の木が並びます。また、池の周りにも囲むように植えられ、中でも枝垂れ桜の大木は池につきそうなほど枝ぶりが見事です。開花時期の夜には美しくライトアップされた桜を楽しむことができます。また、境内の池周辺では露店が並びます。

 

 

15種200本の桜

2月の寒桜を皮切りに、境内にある15種200本の桜が次々に咲き始め、ピークは3月下旬から4月上旬で、大島桜、枝垂れ桜、三島桜、染井吉野、八重桜類が楽しめます。

 

 

池を囲む桜

池の周囲には淡い色から濃い色まで多様な枝垂れ桜が咲きます。水面に向かって伸びる桜の枝は池に映りこみ、一層華やかな景色を見せてくれます。

 

 

御本殿へと続く参道の桜

大鳥居をくぐり神門までの参道には桜がずらりと並びます。開花時期に並ぶ提灯も素敵な演出に一役買っています。この提灯には地元企業名が書かれていて、多くの地元からの協力があることがわかります。

 

 

神社ならではの桜景色

土手の桜や、公園の桜など、全国に数多くある桜スポットの中でも、寺社仏閣の桜は特別な風景を見せてくれます。三嶋神社も同じく、伝統的な建築物が出す緊張感と優しい桜の花とのコントラストは、より一層桜の美しさを引き出します。

 

 

ライトアップも欠かせない

三嶋大社では開花中ライトアップが行われます。夕闇に光で照らされた桜が際立ち、昼とは違った景色を見せてくれます。

 

 

御本殿は重要文化財

三嶋大社の御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)、御二柱の神を総じて三嶋大明神(みしまだいみょうじん)と称しています。御創建の時期は不明ですが、三島の地に古くより御鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残ります。社名・神名となっている「三嶋」は、地名ともなっています。三嶋大社の建造物の中でも本殿(ほんでん)、幣殿(へいでん)、拝殿(はいでん)が重要文化財となっています。今の建物は江戸時代末、慶応2年(1866年)に落成されてものです。

 

 

開花状況を正確に知りたい方へ

満開の時に訪問したいのは皆同じですよね。そんな方は三嶋大社の公式ホームページをご覧ください。開花時期になると数日毎に更新されます。桜の種類によって何分咲きかが明記されます。こちらhttp://www.mishimataisha.or.jp/flower/sakura.html

 

 

東伊豆

いなとり荘

総客室:61室
温泉:稲取温泉
CIN・OUT:15:00~12:00
住所:〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取 1531
☎ 0557-95-1234
http://www.inatoriso.com/

 

大海を望む全室オーシャンビューの宿

いなとり荘は伊豆で人気の温泉地である稲取の海岸沿いに面した旅館。目の前に広がるのは伊豆の雄大な大海原。海が一望できる宿として全室オーシャンビューの客室。館内でも温泉施設やロビーラウンジからも、この絶景を望むことができる。

2016年にはリニューアル改装して、これまでにない新しいエグゼクティブな空間「潮騒倶楽部」がオープン。最上階に豪華な露天風呂付客室が新設され、よりプライベートにく寛げる極上空間が誕生。

さらに嬉しいのは、滞在時間が21時間のレイトチェックアウトで12時まで。ロングステイで心ゆくまでゆっくりと寛げるのも、いなとり荘の素敵なおもてなしのひとつ。

 

目の前は太平洋の大海原

いなとり荘の客室は全61室。落ち着いた和の趣ある和室10畳をスタンダードに、広々とした次の間付の特別室、そして近年オープンした潮騒倶楽部のプライベートルームがある。どの部屋からも海が望めるオーシャンビューの客室。天気の良い日は海の向こうに伊豆七島が見えて、時間と共にと移り変わる美しい海景色を見ることができる。

潮騒倶楽部にあるプライベートルームは全4室。最上階に位置し全て部屋には源泉掛け流しの露天風呂が付いた豪華な和洋室。大きく3タイプに種別され室内は禁煙、それぞれ趣が異なるエグゼクティブな空間に仕上がっている。2016年オープン以降、多くのファンを魅了し続けている人気の客室。

 

海と一体になる最高の開放感

海を望む眺望自慢の大浴場はいなとり荘の魅力のひとつ。広々とした展望大浴場は男女別にあり、そこから見えるのはまさに絶景。海と空と湯が重なり合いう極上の開放感を堪能してほしい。また大浴場には時間によりサウナの利用も可。

沢山の風呂が集まった温泉棟「湯っくら」は、男女別に2フロア、メゾネット式にスペースがあり、展望風呂や露天風呂をはじめ、打たせ湯、寝湯など多彩な温泉が用意されており、温泉好きに最高の空間。海の絶景と共に、心ゆくまで湯あみを愉しめる。

さらに、屋上にはプライベートな湯あみを満喫できる4つの貸切露天風呂がある。周りを気にせず気兼ねなく温泉を愉しめるので、子連れの家族にもおすすめ。また、時間帯により湯上り処では、お菓子のサービスや朝風呂あとの金目味噌汁のサービスもあるのが嬉しい。金目の脂がのった味噌汁は、身体に染みわたりまさに目覚めの一杯。

 

好みに合わせて選べれる料理

稲取港で水揚げされた旬な魚介類が中心。春夏秋冬の四季替わりの創作料理は、スタンダードなコースからワンランク上のグレードの高いコースが用意されている。稲取名物の金目鯛をはじめ、地のものの海鮮素材を惜しみなく取り入れた料理は、まさに漁師の町「稲取」を彷彿させる。鮮度抜群の海鮮料理を堪能してほしい。

そして、いなとり荘の食の最大の特徴は、「選べる愉しさ」があること。夕食はレスラン入口で好みの魚介を選択し、それが本日のお造りとなって提供される。またグリル料理も好みで選ぶことができるため、それぞれ違うものを選びシェアするこも可能。さらに、部屋食専用の宿泊プランが用意されているので、食事場所も予約時に選択することができる。このように、いなとり荘では、自分の好みやその時の気分にあわせて、料理や食の場を選ぶことができるのが醍醐味。食材だけでなく”食事”にもこだわりがある。

朝食はレストランにて約40種類以上からなるバイキング。海を見渡せるレストランでとる朝食はなんとも清々しい。おすすめは焼き立ての自家製パンとアツアツの味噌汁と干物。ビュッフェスタイルなので、好きなものを好きなだけ食べられるのが嬉しい。

 

下田

ホテル山田屋

総客室:24室
温泉:下田温泉
CIN・OUT:15:00~10:00
住所:〒415-0013 静岡県下田市柿崎 40-61
☎ 0558-22-2005
http://www.hotel-yamadaya.com/

 

下田湾を一望できる安らぎの宿

ホテル山田屋は下田湾を見渡せる、海抜37mの高台に位置し、館内外から望む景色は、海と山の自然が広がる素晴らしい光景。昼は山の緑、空と海の青のコントラスト、夜は海岸沿いのネオンがたまらなく美しい。季節により夕陽が綺麗に見える時期もあるとのこと。

この美しい眺望をラウンジや客室、風呂から望むことができるのが山田屋の魅力。山と海が織りなす景色が見える宿は、伊豆半島のエリアでも数少ない。料理は下田港からあがる鮮度抜群の海鮮料理が中心でありながら、宿泊料金が値頃でコストパフォーマンスが良い。
さらに、立地条件も良く最寄りの下田駅から送迎バスもあり、気軽に利用できるのも嬉しい。また、夏季限定でプールの利用できるので、夏休みの家族旅行にはおすすめの宿。

 

高台から望むオーシャンビュー和室

山田屋は全24室、和室10畳をスタンダードに次の間付和室、ツインベッド付和室と3タイプの部屋が用意されている。シンプルでいて、どこか故郷のような懐かしさと温もりが感じられる純和室。部屋の窓から見えるのは、ここでしかない下田の美しい景色。下田湾の夕景・夜景を一望できる素敵な景色を前に、日常を忘れて思い思いのままに寛いでほしい。

 

下田の美しい景色を望む露天風呂

大浴場は男女別にわかれ、それぞれ内湯と庭園露店風呂がある。下田の良質な温泉が、豊富に注ぎ込まれる内湯も広々としていて、気持ちの良い湯あみを愉しむことができる。花と緑に囲まれた御影石と伊豆石の露天風呂からは、下田の美しい景色を望むことができ、まさに絶景。昼と夜で変わる下田の美しい景色を眺めながらの、開放的な湯あみを存分に堪能してほしい。また、貸切の家族風呂は無料で利用できるので、子供連れのファミリー層にはおすすめ。

 

食材の宝庫下田の新鮮な磯料理

山田屋の料理は、下田産の海鮮素材を中心に鮮度抜群の海の幸をメインにした会席料理。下田港からすぐ近くに宿があるため、水揚げされた新鮮な魚介類で調理ができるが、山田屋の料理の強み。下田名物の金目鯛をはじめ、伊勢海老やアワビなど伊豆の代表的な海鮮料理を堪能できる。なかでも金目鯛を丸ごと一匹煮つけた姿煮は好評で、山田屋の人気定番料理となっている。

さらに、追加料理のメニューも豊富。海鮮以外にも、もち豚しゃぶしゃぶや牛ヒレ肉の陶板焼きなど、肉料理も取り揃えている。お食事場所は予約した客室により、部屋食または食事処での提供。素材を重視した山田屋の料理へのこだわりが感じらる。

 

松崎

旧依田邸

営業/10:00〜15:00
定休日/土、日曜日のみ開放
料金/300円(維持管理協力金)
電話/0558-42-0745(松崎町観光協会)
住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢153
駐車場/10台

築300年を越える旧家

松崎町大沢地区にある歴史的建造物です。古くは〝依田ノ庄〟とも呼ばれた依田家の屋敷で、最初に建てられた母屋は300年以上経っていて、元禄年間(1688~1704)初期の建築だといわれています。昭和36年から『大沢温泉ホテル』として営業していましたが平成27年に廃業し、現在は町所有となっていて、土曜と日曜のみ見学が可能となっています。

 

 

伊豆で2番目に歴史のある建物

江戸時代中期元禄期に建てられ、静岡県の指定有形文化財となっています。指定されているのは、300年以上経つ大きな母屋(約300㎡)と200年前に建てられた離れ、幕末に建てられた蔵3棟の併せて5棟です。民家では伊豆地域で2番目に古い建物です(1番目は韮山の『江川邸』)。松崎を含む西伊豆一帯は冬に強い西風が吹くため、当地特有の建築様式である「なまこ壁」、軒先の漆喰塗り、銅板張りの扉などにより、火災になった場合の延焼防止の配慮がされています。また、広い土間、その片隅にある炉、自在鉤、どっしりとした太い大黒柱、梁などが江戸時代の重厚な庄屋建築の特徴を残しています。

 

 

依田家11代目主人、依田佐二平

松崎は古くから早場繭の産地として知られ、養蚕の起源は少なくとも200年以上前から行われていました。特に幕末から明治のはじめにかけては、横浜の生糸商人が大量買い付けに訪れ、その初繭取引で決められる”伊豆松崎相場”は欧米にまで知られるほどだったといいます。明治5年、依田邸の11代目の主である依田佐二平は、この年わが国初の官営製糸工場として開設された群馬県の富岡製糸場(世界遺産)に自分の一族から若い女性6名を派遣し、製糸技術を進んで習わせ、明治9年には大沢村の依田邸内に工場を作り、本格的製糸業を営むに至りました。これは静岡県下の民営製糸工場としては第1号であり、明治後年、松崎周辺と県内各地に続々と製糸工場が設立される大きなきっかけとなりました。ちなみに、佐二平の弟・勉三は明治16年北海道・十勝原野に入植、〝帯広開拓の父〟と称された人です。

 

 

依田家のルーツ

”依田家のルーツは信濃源氏(しなのげんじ)だといわれています。信濃守源為公(しなのげんじみなもとのためとも)の6男・依田六郎為実を祖とし、代々、信濃国小県郡依田村(現在の長野県小県郡丸子町)の依田城に居をおく豪族であったそうです。治承4年(1180)為実の子、諏訪次郎実信は、平家追討の兵を率いる木曽義仲をこの城に迎え入れ、自らは同じ小県郡にある高築地の館へ移り、後に佐久郡の芦田城主となりました。天文年間(1532~55)依田氏は下野守信守のとき甲州武田氏に属し、重臣として用いられ、信守の子・常陸介新太郎信蕃は武田勝頼のために、駿河と遠江の城を守っていました。しかし、元亀3年(1572)徳川家康を三方ヶ原で破った武田信玄が、その翌年信州・伊那谷で病歿。後を継いだ4男勝頼も天正10年(1582)、天目山の戦いで織田信長の軍に敗れ、ついに武田氏は滅亡してしまいます。こうして依田一族は伊豆の松崎へと逃れ、一時は伏倉地区の豪族藤池太郎左衛門宅にかくまわれていたが、やがて人里離れた大沢の里に居を構えました。”(参考文献:松崎町HP)

 

 

旅館から町営へ

2015年まで旅館として使用されていた旧依田邸ですが、2017年から松崎町営となり、今後はまちづくりのために活躍することになりました。このような文化財が後世に残ることは大変喜ばしいことですし、今後は町民によって利活用されることに期待します。

 

 

道の駅へ寄り道

各種お土産品の販売や地場産食材を使った地元グルメ、露天風呂もある日帰り立ち寄り温泉などを楽しめる『道の駅 花の三聖苑伊豆松崎』。敷地内の展示館では、郷土の三聖人の業績を中心に、松崎の歴史と文化を紹介しています。三聖人とは、幕末の漢学者の土屋三余、明治期の実業家として有名な依田佐二平、その弟で北海道十勝平野の開拓者である依田勉三、この幕末から明治期にかけて活躍した松崎出身の3人の偉人たちをいいます。敷地内には三聖人の業績をはじめ、松崎の歴史などを紹介する『三聖会堂』と、明治6年に依田佐二平が私財を投じて開校した公立小学校で平成5年にこの場所に移築された『大沢学舎』が見学できます。
<道の駅 花の三聖苑伊豆松崎>時間/9:00〜17:00 電話/0558-42-3420 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢20-1

 

 

知る人ぞ知る温泉へ

『旧依田邸』近くに古びた建物がなんとも情緒がある温泉施設『大沢荘・山の家』があります。山小屋風の建物は川と山の間にあり、なんとも野性的ですが、源泉掛け流しの湯として温泉マニアに有名となっています。源泉温度は46.7度に対し、使用温度は43.5度とちょっと熱いお風呂です。アメニティなどはありませんので、ご持参ください。タオルは有料にて販売しています。泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸塩温泉(低張性、弱アルカリ性、高温泉)。
<山の家>
電話/0558-43-0031 営業/8:00〜21:00(5月〜8月)、9:00〜21:00(9月〜4月)  年中無休 料金/大人500円、小人300円 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢川之本445-4

 

 

松崎

道の駅 花の三聖苑伊豆松崎

営業/9:00〜17:00
定休日/年中無休(食事処のみ不定休)

電話/0558-42-3420
住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢20-1
駐車場/50台以上

※電気自動車の急速充電器有り

花とロマンの里・松崎を凝縮

道の駅ならではのお土産店や食事処もありますが、露天風呂もある立ち寄り湯や郷土の偉人を中心に、松崎の歴史文化を紹介する建物も併設した複合施設です。『花とロマンの里』をコンセプトに掲げる松崎町ならではの季節の花のお出迎えに始まり、ロマン漂う明治期の建物がよくある道の駅とは少し違う雰囲気です。

 

 

松崎の三聖人を紹介

三聖人とは、幕末の漢学者の土屋三余、明治期の実業家として有名な依田佐二平、その弟で北海道十勝平野の開拓者である依田勉三、この幕末から明治期にかけて活躍した松崎出身の3人の偉人たちをいいます。敷地内には三聖人の業績をはじめ、松崎の歴史などを紹介する『三聖会堂』と、明治6年に依田佐二平が私財を投じて開校した公立小学校で平成5年にこの場所に移築された『大沢学舎』が見学できます。

 

 

日帰り温泉『かじかの湯』

敷地西側にある建物には日帰り入浴のできる『かじかの湯』があります。内風呂のほか、露天風呂もあり、北側を流れる那賀川の水の音が風情を感じます。
<かじかの湯>営業/9:00〜20:00(19:30最終受付) 年中無休 料金/大人500円 小学生300円 

 

 

名物グルメを味わえる『天城山房』

施設内にある食事処『天城山房』には地場産品を使用した地元グルメがあります。棚田で有名な石部の黒米をうどんに練り込んだ『黒米うどん(870円)』や日本一の生産量を誇る桜葉を練り込んだそば(650円〜)やアイス(310円)などがお召し上がりいただけます。

 

 

松崎の名家の屋敷を見学

同じ大沢地区に『旧依田邸(静岡県指定有形文化財)』があります。古くは〝依田ノ庄〟とも呼ばれた依田家の屋敷です。最初に建てられた母屋は300年以上経っていて、伊豆地域では2番目に古い建物です(1番目は韮山の『江川邸』)。元禄年間(1688~1704)初期の建築だといわれています。軒先の漆喰塗り、銅板ばりの扉などは防火に対して十分な配慮がなされ、広い土間、片隅にある炉、自在鉤、どっしりとした太い大黒柱、厚い梁が江戸時代の重厚な床屋建築の面影をよく残しています。現在は週末のみ一般開放していますので、ご興味のある方はご覧ください。

<旧依田邸>営業/10:00〜15:00(週末のみ) 料金/300円(維持管理協力金) 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢153

 

 

松崎の街を散策

道の駅から松崎の街へは7kmほど。街にはなまこ壁の古民家が点在し、とても風情があります。『中瀬邸』や『伊豆文邸』には中に入ることもできますので、当時の生活ぶりを垣間見れます(中瀬邸は有料)。『伊豆の長八美術館』は松崎で生まれ育った漆喰鏝絵の名手・入江長八の作品などを展示した美術館。なまこ壁の街の歴史文化を学ぶこともできます。

 

 

 

松崎

鮎の茶屋

電話/0558-43-0282 営業/10:00〜17:00(夜は要予約) 定休日/火・水曜日 駐車場/12台 住所/賀茂郡松崎町大澤281

鮎料理とジビエ料理を堪能

松崎町大沢地区のひっそりとした山の中にある鮎料理専門店です。山の清水を引き入れた養魚場を直営する鮎の専門店だけに鮎にはとてもこだわりがあります。その他にも、ご主人が自ら捕った野生の猪を食べられることでも知られています。

鮎づくしのメニュー

何と言っても食べていただきたいのは鮎です。鮎のシーズンでなくても、良い状態に保ちながら冷凍保存し提供しています。鮎の塩焼きコースが一般的です。梅・竹・松と鮎茶屋コースの4種類あり、鮎の他に猪、野菜などを炭火焼きで召し上がっていただきます。鮎は基本的に子持ちのものが使われます。他にも、鮎は活き造りや開き、唐揚げ、フライや味噌汁など様々な料理で堪能できます。特に活き造りはコリコリとした食感が美味しくオススメです。

シメは鮎ごはん

店自慢の一品が『鮎ごはん』です。この料理に使われるのは生の鮎ではありません。「焼き鮎」と呼ばれる伝統食材で、炭火で一昼夜焼いた鮎を、専用の部屋にある囲炉裏の上に吊るした竹かごに移し、3,4日ほど煙で燻したものをです。この焼き鮎と鮎のはらわたで作った「ウルカ」と一緒に炊き込んだのが『鮎ごはん』です。土鍋に入った出来立ての鮎ごはんにたっぷりのネギを混ぜていただきます。これは最初にどんな料理を食べても最後には食べたい欠かせない一品です。

鹿と猪も味わえます

ご主人が自ら捕った野生の猪と本州鹿の料理も人気があります。猪は炭火焼きやスペアリブ、ホルモン焼きなど、鹿は刺身で食べることができます。野性味あふれるジビエ料理を堪能ください。

上海蟹と同等、いやそれ以上?!

秋に漁が始まるのがズガニ(モクズガニとも呼ばれる)です。伊豆では河津でも有名ですが、体長20cmほどの大きさのカニです。多くの個体は秋から冬にかけて繁殖のために海へ下り、晩夏から秋に河川の淡水域に出現します。カニの甲羅を外すと綺麗なオレンジ色のカニ味噌が現れます。カニ味噌は濃厚で旨味が凝縮されています。小さな個体ですが、足にも多くの身が詰まっていますので、ぜひ味わってみてください。高級食材として有名な蟹といえば上海蟹がありますが、ズガニはそれ以上に美味しいと好む人がいるほどです。ちなみに上海蟹の和名はチュウゴクモクズガニです。取扱時期が限定されますので、どうしても食べたい方はお問い合わせてからお出かけください。

食事の後は知る人ぞ知る温泉へ

『鮎の茶屋』近くに古びた建物がなんとも情緒がある温泉施設『大沢荘・山の家』があります。山小屋風の建物は川と山の間にあり、なんとも野性的ですが、源泉掛け流しの湯として温泉マニアに有名となっています。源泉温度は46.7度に対し、使用温度は43.5度とちょっと熱いお風呂です。アメニティなどはありませんので、ご持参ください。タオルは有料にて販売しています。泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸塩温泉(低張性、弱アルカリ性、高温泉)。 <山の家>
電話/0558-43-0031 営業/8:00〜21:00(5月〜8月)、9:00〜21:00(9月〜4月)  年中無休 料金/大人500円、小人300円 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢川之本445-4

松崎の名家の屋敷を見学

同じ大沢地区に『旧依田邸(静岡県指定有形文化財)』があります。古くは〝依田ノ庄〟とも呼ばれた依田家の屋敷です。最初に建てられた母屋は300年以上経っていて、伊豆地域では2番目に古い建物です(1番目は韮山の『江川邸』)。元禄年間(1688~1704)初期の建築だといわれています。軒先の漆喰塗り、銅板ばりの扉などは防火に対して十分な配慮がなされ、広い土間、片隅にある炉、自在鉤、どっしりとした太い大黒柱、厚い梁が江戸時代の重厚な床屋建築の面影をよく残しています。現在は週末のみ一般開放していますので、ご興味のある方はご覧ください。 <旧依田邸>営業/10:00〜15:00(週末のみ) 料金/300円(維持管理協力金) 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢153

 

松崎

大沢荘・山の家

電話/0558-43-0031
営業/8:00〜21:00(5月〜8月)、9:00〜21:00(9月〜4月)
定休日/年中無休

料金/大人500円、小人300円

住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢川之本445-4

温泉マニアが認める名湯

古びた建物がなんとも情緒がある温泉施設『大沢荘・山の家』があります。山小屋風の建物は川と山の間にあり、なんとも野性的ですが、源泉掛け流しの湯として温泉マニアに有名となっています。

 

 

玄人好みの温泉

まず、この温泉施設の最大の特徴は川を渡った川辺にあること。木造の橋を渡るシチュエーションはなんともドキドキします。古びた鉄トタンの屋根も温泉情緒を引き立てます。こちらは露天風呂のみでアメニティもなくシンプルです。タオルは販売していますが、必要なものはご持参ください。緑に囲まれた温泉に川の流れを聞きながら浸る、贅沢なひと時をお楽しみください。

 

 

女性に嬉しい「化粧の湯」

300年前から湧く源泉は、「化粧の湯」とも称されています。源泉温度は46.7度に対し、使用温度は43.5度とちょっと熱いお風呂ですが、泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸塩温泉(低張性、弱アルカリ性、高温泉)で、入った後はしっとりとモチモチとした肌になると女性からのコメントが…。源泉は常に流れていて、加水なしで体を洗う湯も温泉です。

 

 

休憩室で湯冷し

温泉から上がったら湯冷しに休憩室にお立ち寄りください。畳が敷かれた部屋からは川を眺めながらくつろぐことができます。受付でドリンクの販売をしていますが、自動販売機も設置されています。

 

 

鮎づくしの専門店

温泉に浸かった後は美味しい地場産料理はいかがでしょうか。こちらの温泉の近くにある『鮎の茶屋』は鮎の養魚場が直営する食事処。山の清水で育てた鮎を使った料理をメーンに、地元で獲れたモクズガニ(川ガニ)、猪肉や鹿肉が味わうことができます。名物焼き鮎を使った鮎ご飯は、鮎の旨味がたっぷり詰まった絶品です。

<鮎の茶屋>
電話/0558-43-0282 営業/10:00〜17:00 定休日/火・水曜日 駐車場/12台 住所/賀茂郡松崎町大澤281

 

 

松崎の名家の屋敷を見学

温泉のある大沢地区にある『旧依田邸(静岡県指定有形文化財)』は、古くは〝依田ノ庄〟とも呼ばれた依田家の屋敷です。最初に建てられた母屋は300年以上経っていて、伊豆地域では2番目に古い建物です(1番目は韮山の『江川邸』)。元禄年間(1688~1704)初期の建築だといわれています。軒先の漆喰塗り、銅板ばりの扉などは防火に対して十分な配慮がなされ、広い土間、片隅にある炉、自在鉤、どっしりとした太い大黒柱、厚い梁が江戸時代の重厚な床屋建築の面影をよく残しています。現在は週末のみ一般開放していますので、ご興味のある方はご覧ください。
<旧依田邸>営業/10:00〜15:00(週末のみ) 料金/300円(維持管理協力金) 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢153

 

 

道の駅へ寄り道

各種お土産品の販売と郷土の三聖人の業績を中心に、松崎の歴史と文化を紹介する展示のある道の駅が『花の三聖苑伊豆松崎』です。三聖人とは、幕末の漢学者の土屋三余、明治期の実業家として有名な依田佐二平、その弟で北海道十勝平野の開拓者である依田勉三、この幕末から明治期にかけて活躍した松崎出身の3人の偉人たちをいいます。敷地内には三聖人の業績をはじめ、松崎の歴史などを紹介する『三聖会堂』と、明治6年に依田佐二平が私財を投じて開校した公立小学校で平成5年にこの場所に移築された『大沢学舎』が見学できます。また、敷地内には日帰り温泉施設『かじかの湯』、松崎名産桜葉の塩漬けを練り込んだそばなどが有名な食事処『天城山房』、お土産店などがあります。
<道の駅 花の三聖苑伊豆松崎>電話/0558-42-3420 住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢20-1

 

 

下田

開国厨房なみなみ

電話/0558-23-3302
営業/17:00~24:00
定休日/水曜日
住所/下田市3-3-26
駐車場/無し
カード 可

下田で一番元気な居酒屋

下田市街の路地裏に位置し、ペリーロードにも近い居酒屋。地元食材をふんだんに使いったメニューは観光客だけでなく、地元客も足繁く通う人気ぶり。「地元の人にも金目鯛を食べてもらいたい」と言うのはオーナーの徳島さん。下田生まれ下田育ちで下田の夏祭りにも店を休んでまで参加する生粋の下田っ子の徳島さんは、高級魚となってしまった金目鯛を日常で食べられるようにとメニューの中心に置き、リーズナブルに提供。観光客が食べるものだった金目鯛を地元客も食べられるようにした努力の人。そんな熱い思いはお店づくりにも表れています。下田好きなら一度は行って欲しいお店です。

 

 

 

人気No.1メニューは金目鯛

金目鯛は今や高級魚。通常はかなり高い金額で飲食店で提供されますが、この店のオーナーの徳島さんは「もっと手軽に食べてもらいたい」と、食べやすい串焼きスタイルでなんと1本350円(地金目鯛串焼き)という破格で提供しています。金目鯛といってもピンからキリまでありますが、こちらで出しているのは下田で揚がった高級ランク。それをこの価格で出すのは他では真似できません。リーズナブルということもあり、金目鯛の串焼きがお店の人気No.1メニューだそう。ちなみに金目鯛の煮付けを串スタイルにした『地金目鯛串煮つけ(1本380円)』もあります。串焼きばかりでなく、こちらでは『地金目鯛のなめろう(980円)』や『炙り金目鯛のサラダ(1,280円)』、『地金目鯛の炙りカルパッチョ(980円)』等など、金目鯛の定番料理から創作料理までおそらく金目鯛メニュー数では日本一かもしれません。

 

 

肉にもこだわるお店

魚介に飽きたり、苦手な人には肉料理も豊富にあります。伊豆のブランド肉『伊豆牛』と『天城軍鶏』は現在注目の素材。なみなみでは伊豆牛は『伊豆牛おろしポン酢(980円)』、『伊豆牛ロースステーキ(200g3,200円)』、『伊豆牛つくね(580円)』などで使用されています。『伊豆牛寿司(2貫850円)』は「みすじ」、「サンカク」、「肩ロース」を使用し、霜降りの身にに少し火をいれて、甘みを引き出してからいただきます。天城軍鶏は各種つくね(1本530円)や『天城軍鶏ロース炙り刺し(880円)』、『天城軍鶏刺身盛り合わせ(900円)』などで使用していますが、天城軍鶏は肉質に弾力があり、脂も乗っていますので、他の鶏肉と格段に違いがわかります。

 

 

ドリンクも下田オリジナル

伊豆は温暖な気候のため、年中柑橘が取れます。なみなみでは『伊豆サワー(金額)』として、旬の柑橘を使ったサワーを提供しています。焼酎割りの他、ノンアルコールでも注文できます。さっぱりとした飲み心地で食事にも合います。その他、ドリンクメニューは100種以上。生ビールから本格焼酎、日本酒、ハイボール、ワインなど色々選べます。下田産の米で作った地酒『黎明(れいめい)』も取り扱っていますのでお試しください。

 

 

店内は1990年代BGM?!

店内はカウンターと座敷があり、いつもお客さんで賑わっています。壁には懐かしいレコードジャケットが貼られ、お店に流れるBGMは日本が景気が良かった90年代の音楽ばかり。誰しもが口ずさめる日本のポップソングが終始かかっています。そのためか、お店を出た方の多くがカラオケ店へ流れるのもおもしろい現象?!

 

 

市内に4軒出店する心意気

開国厨房なみなみを経営する『株式会社開国』は下田市内に居酒屋を3軒、カフェを1軒出店しています。下田大好きなオーナー徳島さんの「下田を盛り上げたい」と思う心意気はメニューだけでなく、経営にも反映されているんです。凄いですね。そんな心意気に下田好きなファンが連日連夜のれんをくぐります。

 

 

居酒屋の流儀

食事メニューがとってもリーズナブルなこちらのお店。リーズナブルにメニューを出す理由はお酒を美味しくいっぱい飲んでもらいたいから。手間暇かけた料理は提供までに時間がかかることもあります。なので、お店の前には「こちらは居酒屋です!」の文字が書かれた看板があります。お食事をするためだけのお客さんはお断りがこの店の流儀です。営業を続けていくには仕方のない判断。ご利用の際はドリンク注文をお忘れずに、ノンアルコールの方はお酒を飲める方と一緒に行くのをオススメします。

 

 

南伊豆

季一遊

総客室:41室
温泉:弓ヶ浜温泉
CIN・OUT:15:00~11:00
住所:〒415-0152 静岡県賀茂郡南伊豆町湊川口 902-1
☎ 0558-62-5151
http://www.tokiichiyu.com/

 

弓ヶ浜を望むリゾート仕立ての旅館

伊豆半島の南端、日本の渚百選にも選ばれた美しい浜辺の横に佇むリゾート旅館。館内では絶え間なく打ち寄せる波の音が心地よく響き、客室、風呂、施設はどことなく上品で、質の高さが感じられる。観光経済新聞社が認定する5つ星の宿にも選ばれている日本の中でも人気のある温泉旅館。

静かな入り江で弓なりに続く白い砂浜と眼前にある松林に囲まれて、それは海と自然と宿が一体となったリゾート空間。一般の客室の他、一線を画したプライベート重視の豪華な離れの客室もあり、旅の目的にあわせて客室タイプを選ぶことができ、夕食のメインのお造りもその場で選ぶことができる。その時の気分や心持ちで、自由気ままに選べる楽しさがあるのも季一遊の魅力。日常から離れて、自由で穏やかな時間を是非とも満喫してほしい。

 

海と風と自然 美しいシーンを描く客室

総客室41室、スタンダードな一般和室の他にも、露天風呂付客室やメゾネットタイプの高質な離れの客室、さらにエグゼクティブでモダンなツインベッド付ルームなど、多彩な部屋タイプが用意されている。その時の旅の目的にあわせて選べる楽しさがここにはある。

部屋のバルコニーでは、松林越しに弓ヶ浜の海を望むことができ、浜辺に打ち寄せる波の音が自然のリズムとなり、なんとも心地が良い。大海原のさらに奥、太平洋から登る朝日は感動の美しいシーン。流れゆく時間をゆっくりと感じる寛ぎの空間。

なかでもプライベート感を重視した離れの館「季の倶楽部」は、間取りの広さは100平米で全室専用露天風呂が付いたメゾネットスィートの客室で、多くのファンを魅了している。この客室タイプを利用すると、食事場所も専用のモダンな食事処で愉しむことができる。大切な人との記念日等、特別な時におすすめ。

 

由緒ある湯で温泉三昧

季一遊の温泉は弓ヶ浜温泉。室町時代末期から伝わる由緒ある温泉で、ミネラルが豊富に含まれていて、身体の芯から温まり肌にも滑らかなのが特徴。男女別に分かれた大浴場では、広々とした内湯と庭園露天風呂がある。露天風呂は岩・石・檜の3種類の風呂とサウナスペースもある。豊富で溢れんばかりの天然温泉と開放感で、贅沢な温泉三昧を愉しめるのも季一遊の魅力のひとつ。

大浴場の向いにある3種の無料貸切露天風呂は開放制で、空いていればいつでも利用できる。温泉フロアに行く途中、気軽に貸切露天風呂が利用できるのは魅力的。気兼ねなく湯浴みを愉しめるので、子供連れファミリーにはおすすめ。

また、広くて綺麗な湯上り処「ふらり」では、湯浴みのあとにお茶やお菓子のサービスがあり、ホッと一息つく嬉しい時間。朝風呂の後には磯風味の味噌汁サービスもあり、これがまた何とも美味しい。目覚めの良い、至福なひとときがここにある。

 

創意工夫を結晶させた逸品料理

季節の旬な素材がふんだんに盛り込まれた季一遊の料理。そのコンセプトは「海席遊膳」。海席とは海を食す愉しさ。その新鮮な海の恵みを獲りいれて豊かな遊び心を表現したのが季一遊の創作料理。その特徴は、夕食時にレストラン入口でお造り鮮魚を選択でき、その場でさばいた鮮度抜群の刺し身が提供される。伊豆の美味しさを追求している宿のこだわりが感じられる。

季の倶楽部を利用した際の食事も、創意工夫に満ちた品格あふれる料理。地元の厳選素材をはじめ、食事処の名称にも謳われる「旬」の食材の持ち味を活かした逸品の数々が提供される。さらに朝食は健康的な献立内容で和洋選択可能。これも旬のありかならではのおもてなし。

 

伊豆伊豆

CHAKI CHAKI / 茶気茶気

ちゃきちゃき
電話/0558-85-0888
住所/静岡県伊豆市吉奈5-1
営業/11:00~15:30(15:00L.O)
定休日/日曜・月曜・火曜
駐車場/4台
カード/不可

大自然の中で和菓子とお抹茶を

天城の自然に囲まれた和カフェです。和菓子をメーンにお抹茶とコーヒーなどをいただけます。天気の良い日は川床のようなテラスがオススメ。涼やかな川のせせらぎを聞きながら寛げます。

 

 

手作り和菓子は季節を表現

日替わりの和菓子は練り切りやういろう、饅頭や羊羹など季節によって変わります。食べてしまうのがもったいないほど可愛らしい和菓子は店主の手作り。甘さ控えめで食べやすくしているのも店主の気遣いから。和菓子とドリンク(コーヒーか抹茶を選択)のセットは700円。自家製ところてんを使用したあんみつはお茶付きで800円です。

 

 

自然に溶け込むテラス席

店舗から少し降りると川床のようなウッドデッキのテラス席があります。木々に囲まれ、川の流れる音が心地よく落ち着きます。こちらの席はワンちゃん連れの方にも人気です

 

 

さりげない和のしつらえ

店内は小さいながら古民家の建具を飾るなど和の雰囲気でセンスが光ります。大きな古時計や蔵行灯などのアンティークもポイントになっていて、何気ない椅子もデザイナーの剣持勇やカリムラシッドの藤製のシリーズで合わせてあり、こだわりを感じます。

 

 

コーヒーとお抹茶

コーヒーは1種類に限定せず、その時々でセレクト。オーダーが入ってから豆を挽き、一杯ずつハンドドリップで淹れてくます。お抹茶は静岡産の抹茶を使用し、茶筅で一杯ずつ点ててくれます。和菓子というとお抹茶のイメージですが、意外とコーヒーにも合います。

 

 

器にこだわる

メニューもシンプルならテーブルウェアも同様、使われる器は全て白磁のもの。これらは全て陶芸家・深澤彰文さんの作品。深澤さんは陶芸家・黒田泰蔵さんに師事した注目の作家さん。真っ白な器は鮮やかな色の和菓子と抹茶の若草色を引き立てます。また、器に合わせる盆とスプーンは木工作家・有城利博さん(ありしろ道具店)が製作した伊豆の間伐材を使用した木目が綺麗な作品です。白磁の碗は茶気茶気オリジナルで抹茶とコーヒー兼用ですが、店内にて販売もしています(1個3,500円)。

 

 

黒い建物が目印

国道から500mほど入ったところで黒い建物が見えますので、手前を右手に入ってください。店舗はデザイン事務所と同じ建物にあります。

 

 

下田下田

風待工房

電話/0558-23-3269
営業/9:00~18:00
定休日/水曜日
住所/下田市3-13-12
駐車場/無し
カード 不可

コーヒーとアンティーク

風情ある古民家を利用したアンティークカフェ。ペリーロードの西の顔として数多くのメディアやポスターにも登場するお店です。店主がセレクトしたアンティークは日常使いができるものから、高価なものまで幅広く、多くの人が楽しめるものばかりです。カフェとしてのご利用だけもできるので、下田の街歩きの休憩にお立ち寄りください。

 

 

明治初期の古民家

ペリーロードに来たら必ず記念撮影してしまうほど素敵な建物は明治初期に建てられたもので、築150年ほど経っています。表面は2階の格子のガラス戸が印象的でモダンな佇まいです。中に入ると、店主がセレクトしたアンティークがそこかしこに飾られ、素敵な雰囲気を作っています。カフェスペースとアンティーク販売のスペースは混在しているので、お茶をしながら、アンティークを眺めるのもオススメです。

 

 

懐かしいメニューもあります

メニューはコーヒーや紅茶を中心に懐かしいメロンソーダもあります。メロンソーダは綺麗な緑色がなんともお店の雰囲気に合います。バニラアイスがたっぷりのったコーヒーフロートも隠れた人気メニュー。夏季限定のかき氷はメニュー名がシロップの色で、「あか」、「みどり」、「きいろ」と書かれていて、何味というか、何色にするかを迷います。

 

 

自分のお土産にアンティークを

こちらの店舗の並ぶアンティークはグラスや蕎麦猪口など、日常使いできるものも多く、昭和初期のものは非常に安く手に入ります。手作りの風情が残る昭和の器は今の製品にはない味わいがあります。他にも若い方や外国人観光客に人気なのが着物。1000円で買えるものもあるので、日常に取り入れるのにチャレンジできる価格です。こだわり派の方には奥に行くほど、年代を重ねたものがありますのでご覧ください。江戸時代や明治期の器などはやはり特別な雰囲気があります。

 

 

面白いものを発見しよう

日常使いのアンティーク以外にも色々なものが並ぶのも風待工房さんの特徴。少し昔の雑誌やおもちゃ、錦絵や掛け軸などもあります。店主である高橋さんが作った石のキャンドル(500円)は隠れたヒット商品。下田の石に穴を空けヒモを通したシンプルなつくりですが、家庭の揚油などで使った廃油に浸せばキャンドルとして活用できます。

 

 

騒がしいのはご法度

店内にはアンティークが並ぶこともあり、お子様が駆け回ったりする場合にはご注意を。騒がしくするのも他のお客様のことをご考慮ください。