伊豆

善名寺 子宝祈願

ぜんみょうじ こだからきがん
電話/0558-85-0402
住所/静岡県伊豆市吉奈128<Google Map
時間/約30分(予約制)
祈願料/問合せ
定休日/不定休
駐車場/5台ほど
アクセス/新東名沼津長泉I.Cより伊豆縦貫道、国道136経由で約30分

 

 

海外からも訪れる子宝祈願

伊豆半島の中央部。吉奈温泉に善名寺はあります。吉奈温泉といえば、奈良時代から子宝の湯として親しまれ、徳川家康の側室・養珠院(ようじゅいん)お万の方がこの湯に入り、頼宣と頼房の二子を授かったと伝えられています。今でも「子供がほしけりゃ、吉奈においで、お湯の力で子ができる」と俗謡が残っています。そんな縁起の良い地域にある善名寺では明治時代から子宝祈願をしていて、最近では祈願成就のお礼参りが多いことでメディアにて取り上げられています。今では日本だけでなく、海外からも祈願をする方が来訪するというから驚きです。

 

 

徳川家ゆかりの寺

善名寺は、神亀元年(724)に吉奈温泉を発見したといわれる行基により曹洞宗寺院として建立されました。江戸時代に徳川家康の側室であったお万の方の寄進により日蓮宗に改宗され今に続きます。本堂賽銭箱に葵の紋が入っているのも徳川家康にゆかりがあるからです。また、本堂の上を見上げると徳川家康(右)とお万の方(左)が彫られていて、お万の方の腕には赤ん坊が抱えられています。

 

 

手作りの子授け守

子宝祈願を受けた方に渡されるのが「子授け守(こさずけまもり)」です。ひとつひとつ丁寧に住職の奥様が作っているもので、このお守りを肌身離さず持ち続けることが成就に近づくとされています。以前、全国でここだけしかないお守りとしてTV番組『マツコの知らない世界』でも特集され大きな反響がありました。

 

 

 

お礼参りの数に驚き

子宝祈願を受けた後に、子どもを授かった方はお礼参りをします。善名寺の本堂に入るとその一角にお礼参りで来たお母さんたちの手作りの着物がずらっと飾ってあります。その量は飾りきれないほどで、飾りきれないものは大切に保管されています。千羽鶴も飾ってあり、お母さんたちの子宝成就の喜びが伝わってきます。

 

 

子宝は気から変える

不妊に悩む方が多く訪れるこの寺の住職に「なぜ、ここを訪れると子宝に恵まれるのか」を聞きましたところ、こう教えてくださいました。

「これまで多くの方を見てきて思うのは、皆さん緊張しているということ。子どもができなくて悩み、心も身体も緊張している。その緊張をほぐすのが私の役目。また、吉奈温泉の湯に1日浸かってゆっくりすることも大事。リラックスした状態で子宝祈願をしていただくことで効果も上がると思います」

科学的根拠はありませんが、筆者が住職とお話ししていて思ったのは、辛い思いをして不妊治療している方がいるなら、一度この祈願をしてほしいということ。もちろん、100%の効果を保証するものではありませんが、住職のご経験を聞くとそのように思えましたし、本堂に飾られたお礼参りの着物は何よりもその結果を物語るものでした。

 

 

前泊をして心の疲れを癒す

善名寺がある吉奈温泉は古くから温泉地として有名で、現在は「さか屋」と「東府やResort&Spa-Izu」の2軒が宿が営業を続けています。子宝祈願をされる際は子宝の里・吉奈温泉でゆっくりと心と身体の疲れを癒し、すっきりとした気持ちで祈願を受けてみてはいかがでしょうか。「さか屋」は芸術家・岡本太郎先生ゆかりの宿で、今も大浴室には太郎先生のデザインした浴槽と椅子があります。「東府やResort&Spa-Izu」は2011年にリニューアルオープンし、足湯のあるベーカリーカフェはとても人気で伊豆有数の立ち寄りスポットとなっています。

 

 

人気の足湯ベーカリーカフェでリラックス

2011年にリニューアルオープンした「東府やResort&Spa-Izu」が、敷地内で営業するベーカリーカフェ「Bakery&Table東府や」。「リゾートならではの遊びのあるパン」をコンセプトにオリジナルのパンを豊富に取り揃えます。外のテラス席にある足湯席が人気ですが、その他にも芝生広場で広々とくつろぐスペースや川岸のテラス席があるなど、リラックスできる空間がそこかしこに広がっていてオススメです。

 

 

沢田公園露天風呂

さわだこうえんろてんぶろ
電話/0558-52-0220(沢田公園露天風呂直通) 0558-52-1114(西伊豆町まちづくり課)
住所/静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817-1<Google Map>
営業/9:00-18:00(10月、11月、12月、1月、2月)、9:00~19:00(3月、4月、5月、9月)、9:00~20:00(7月、8月) ※7月第3土曜日から8月第4土曜日まで6:00~20:00
料金/大人600円 小人200円(6歳以上12歳未満)
定休日/毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は水曜日が休み)※7/21~8/25は無休 ※天候により臨時休業あり
駐車場/無料(約15台)
アクセス/新東名沼津長泉I.Cより伊豆縦貫道、国道136経由で約100分

 

 

西伊豆の海の絶景を見ながら露天風呂

西伊豆町堂ヶ島温泉郷にある沢田公園には絶景の露天風呂があります。駿河湾を見下ろす高台にあり、岩風呂から見える景色は圧巻です。夕暮れ時は水平線に沈む夕日が美しく、ダイナミックに変わる空模様は地球の壮大さを感じます。

 

 

 

絶壁露天風呂

これほどの絶壁に作れらた露天風呂は日本広しといえど、そう多くはありません。男湯、女湯ともに広さ6畳ほどしかありませんが、目の前に広がる景色はどこまでも続きます。時々通り過ぎる遊覧船や漁船が港町風情を感じさせます。

 

 

海と空を眺める男湯

露天風呂までは駐車場から階段を上がります。建物に着いてすぐの扉が男湯です。男湯は両サイドが板塀になっていて、目の前に海、上を見上げると空が広がります。とてもシンプルな設えで通好みと言えるかもしれません。

 

 

地層も楽しめる女湯

男湯の奥に女湯があります。女湯が男湯と違うのは右手に岩壁があることです。岩壁は地層がはっきり見え、風呂に浸かりながら自然の歴史を感じることができます。

 

 

公園の地層にも注目 

沢田公園駐車場から露天風呂に上る際に見える山肌には地層が見えます。何層にも重なったその姿は美しく、部分的に斜交しているのが見て取れます。

 

 

夕陽を見れたらラッキー

沢田公園がある西伊豆町は「夕陽日本一」というほど夕陽に誇りを持った町です。特に秋から冬にかけては赤色に焼けた夕陽が美しいです。秋は18時までの営業となりますが、17時前後に日の入りとなりますので、夕陽を見たい方は時間を狙って入ってみてください。
写真:野口正 

 

イカグルメも味わいたい

西伊豆町の名産といえばイカが有名。沢田公園から車で1分のところにある漁協直営の飲食店「沖あがり食堂」では、目の前の港で上がったイカを新鮮な状態で調理。鮮度抜群の味を楽しめます。メニューの中でも「いか様丼」は2通りの味を楽しめると人気のメニュー。2017年に東京で行われた「第5回Fish-1グランプリ」では見事最優秀賞に輝きました。お風呂から上がったら西伊豆町のイカグルメも忘れずに。

 

 

夏は飴屋名物かき氷

西伊豆の国道136号沿いにある創業約80年の老舗飴屋「菊水」。定番の飴から店主の飴を使ったアイデア商品など、普通の飴屋さんとは違った奇抜さで地元住民だけでなく、観光客にも人気のお店です。こちらのお店では夏の期間だけ、飴屋さんならではの飴を使ったかき氷が食べられます。飴屋さんのかき氷なんて珍しいですよね。どんな味かはぜひおためしください。

 

 

神秘の空間「天窓洞」

西伊豆の観光スポットといえば、こちらの「天窓洞(てんそうどう)」。天然記念物に指定された海蝕洞窟です。凝灰岩でできていて、入口が3つあり、特に南から入る洞窟は幅が147mもあり、中央は天井が丸く抜け落ちて、天窓を作り出し、洞窟内に光が射し込んでいます。遊覧船ではこの壮大な自然の演出を海から見学することができます。沢田公園からすぐの場所にありますので、合わせてお楽しみください。

<洞くつめぐり遊覧船>
電話/0558-52-0013(堂ヶ島マリン)
料金/大人1,200円 小人600円
出発間隔/10~15分
運航時間/8:15~16:30円
所要時間/20分
住所/静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060
※天候、強風の影響により、運航を中止する場合があります。ご了承ください。

写真:野口正

 

河津

体感型動物園 iZoo

たいかんがたどうぶつえん いずー
時間/9:00〜17:00(最終入園16:30)
定休日/年中無休
料金/大人(中学生以上)1,500円  小人(小学生)800円  幼児(6歳未満)無料
住所/静岡県賀茂郡河津町浜406-2
問合せ/TEL.0558-34-0003
アクセス/伊豆急河津駅よりタクシー5分、東名高速沼津I.Cより約90分
駐車場/150台(無料)
カード/入園窓口、売店利用可
※入園窓口は割引ご利用の場合カード支払い不可
所要時間/60〜90分
※ペットと同伴での入園はできません
※授乳室あり、子供用お手洗いなし、オムツ交換台あり
※ミルク用お湯は、レストランにて提供可能

 

 

 

日本最大級の爬虫類・両生類の動物園

動物園といっても、こちらにはキリンもライオンもゾウもいません。イグアナやヘビ、ワニなどの爬虫類と両生類が専門の動物園です。世界でも珍しい種類が多く、日本でもここだけでしか見られない生物もいます。また、触れることができる生物がいるのも魅力です。爬虫類や両生類が苦手な方も、一度この世界に飛び込んでみませんか。

 

 

ヘビヘビ!トカゲトカゲ!

仄暗い館内にはトカゲやヘビ、カエルなどの生物が約400種類見ることができます。怖かったり、気持ち悪かったりするトカゲやヘビですが、よく見ると色鮮やかで美しかったり、その動きが可愛かったりと新たな発見があります。

 

 

 

日本にここだけしかいない生物多数

写真に映る赤いマークがある生物は、日本でもこちらの施設でしか見ることができない貴重な生物です。ミミナシオオトカゲは世界一珍しいトカゲで、iZooでは世界で初めて繁殖に成功しました。絶滅危惧種でワシントン条約で商業取引が禁止されているキューバのキューバイワイグアナ(オオイワイグアナ)や絶滅の危険性が高いレッサーアンティルイグアナなどを一度に見ることができるのも魅力です。

 

 

危険生物が人気

展示している生物の中には猛毒を持つ危険生物がいます。見た目に怖いものがいますが、猛毒を持っているとは信じがたい可愛い見た目のものもいます。キングコブラなどはよく聞くヘビですが、間近に見ると可愛い目をしています。

 

 

触れる動物たくさん 

館内ではイグアナやワニなどの動物に触ることができます。日替わりで種類も変わりますので、訪れる度に違った種類や希少な種類に直接さわることができます。スタッフさんが側でちゃんと解説してくれるので、新しい発見があって楽しいですよ。驚くことに館内ではカメが足元を歩いていることがあります。直接触ったり、間近で見て観察してください。

 

 

名物カメレースでお兄さんヒートアップ

知っている人は知っている名物渥美飼育員が仕切るカメレース。カメが障害物競走

にチャレンジ。見物客は好きなカメの番号を選んでレースに参加。自分が選んだカメが優勝したら、景品がプレゼントされます。ちなみに、渥美飼育員ですが、普段は物静かな方ですが、カメレースの時はかなり饒舌になりヒートアップ。その面白いキャラクターでテレビ番組『モヤモヤさまぁ〜ず』でさまぁ〜ずのお二人に「カメボーイ」としてかなりいじられていました。館内のギフトショップにはカメボーイのオリジナルグッズまでありますので、お土産にいかがでしょうか。なお、カメレースはカメの冬眠のため11月から3月までお休みとなります。詳細を知りたい方は直接お問い合せください。

 

 

記念撮影で忘れられない思い出を

iZooはゾウガメの繁殖施設としては日本最大です。屋内、屋外で飼育していて記念撮影ができます。世界最大のアルダブラゾウガメには体重30kg以下のお子さんは背中に乗って記念撮影ができます(1枚1,000円)。また、体長2m近くあるニシキヘビを首に巻いて撮影することもできますよ(1枚1,000円)。

 

 

ここにしかないお土産いっぱい

ギフトショップにはiZooでしか手に入らないオリジナルグッズや爬虫類・両生類をモチーフにしたグッズがいっぱい。グッズになると本物より可愛いのでお気に入りが見つかるかも。オススメはジャンプをしない風船のような見た目の「アメフクラガエル」のぬいぐるみや子供用の靴下、色鮮やかな生物のイラストが描かれたグッズなど。

 

 

ワニを食べられる?!レストラン

館内にあるフードコートには、日本最大の爬虫類・両生類の動物園らしいメニューがあります。「ドラゴンランチプレート」はワニ肉を使った唐揚げやカレーがのったスペシャルプレート。「どんな味?」と思った方はぜひトライしてみてください。

 

 

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